ブラッド・ピットの「マリアンヌ」は、マリオン・コティヤールが素晴らしい映画!



 

基本、恋愛物語とかヒューマンドラマとか、若い頃からずーっと!好きではないのですが、日本公開2017年、ブラッド・ピットマリオン・コティヤールの「マリアンヌ」は、とても!良かった。

まぁ〜好きではない恋愛ドラマと、大好きな第二次世界大戦もの。それもスパイの話なので、どっちに転がるかわからずに観ましたが、こんな世間をなめまくって爺になった私でも、ラストはグッときました。

監督は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズで、誰もがお馴染みロバート・ゼメキス

で、この物語、実際の話なのだそうですが、やっぱり映画は脚本だなーと痛感させられました。

お話は簡単で、時は第二次世界大戦下。イギリスの特殊作戦執行部付きのカナダ軍パイロットにして秘密諜報員役のブラッド・ピットと、フランスのレジスタンス役のマリオン・コティヤール

彼女の名前がタイトルになったマリアンヌで、この見知らぬ男女が夫婦という設定で、潜入したフランス領モロッコ(当時フランスはドイツに降伏していたのでドイツ領)に潜入、そして作戦を実行します。

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ところが偽装夫婦が、そのうち本当に恋愛関係になって命からがらの作戦終了後、二人は無事イギリスに到着し結婚。

そして子供も出来、戦時下とはいえ親子三人で幸せに暮らすのですが、何と!マリアンヌにドイツの二重スパイ疑惑が上層部からかけられ、ブラッド・ピット演じる亭主は真っ青!

さてマリアンヌは本当に二重スパイなのか?そうでないのか?二重スパイだとしたら、愛する妻を命令で旦那は射殺しなければならないってなお話。

これ以上はネタバレになるのでやめておきますが、マリアンヌを演じたマリオン・コティヤールが、とにかく良い!凄く良い!


1975年生まれのマリオン・コティヤールは「マリアンヌ」撮影時、40歳を超えていたわけですが、聡明でクールで若くてセクシーな女レジスタンス・スパイ役が、とても!似合ってるのが凄い!

1963年生まれのブラッド・ピットも50歳を超えてたわりに、マリアンヌと恋に落ちる若造からパパになるまで、年齢を感じさせずの流石さでしたが、マリオン・コティヤールの方が光ってましたねー。

ちょろい偽若奥様ぶりの色香も凄いし、結婚してママになったら、やっぱりそれっぽくなって(それにしても実年齢より若い設定でしょうが)。

そして第二次世界大戦下とはいえ、これは欧州圏の戦争映画でもよくありますが、皆、お洒落なのが、とても良い!

日本でも学徒出陣の今の国立競技場に集まった女学生たちは、きっちり三つ編みで真っ白のブラウス姿で凛々としていた。例え下はモンペでも、例え戦時下でも、特に女性は身だしなみはきちんとするもの。

戦時下だからと戦場でもあるまいに、登場人物や街を小汚く描くは三流監督と、ボクは思っておりますので。

というわけで「マリアンヌ」、とても良い映画でした!