
少年の頃、テレビのロードショー番組で一度、大人になってからもう一度レンタルビデオだったか?再びテレビだったか忘れましたが観てる、日本公開1969年の映画「世にも怪奇な物語」。
エドガー・アラン・ポーの原作を、3話オムニバス形式の、フランス・イタリア合作映画です。
少年の心に強烈だったのが、ジェーン・フォンダの衣装がセクシーで、彼女がやたらと美人に観えた第一話 「黒馬の哭く館」。
監督のロジェ・ヴァディムの前の奥様はブリジッド・バルドー、そしてこの時の奥様が、そのジェーン・フォンダ(後に離婚)。
莫大な遺産を相続した、伯爵家の令嬢フレデリック(ジェーン・フォンダ)は、人を人とも思わない女王のような我儘な振る舞いのうえ、毎日が乱行パーティの酒池肉林。
誰もがフレデリックを恐れ従順でしたが、一人だけフレデリックを軽蔑、無視する男がいました。
それは、男爵家の若きウィルヘルム(ピーター・フォンダ)。
ってな話なのですが、この後のこれも監督はロジェ・ヴァディムの「バーバレラ」もしかりですが、「世にも怪奇な物語」も、ジェーン・フォンダのコスプレは素晴らしい!
ロジェ・ヴァディムは自分の女房にコスプレをさせ、それを観客に観せ楽しんでるようでしたね〜♪

私的には一番面白かった第二話の「影を殺した男」は、当時日本でも人気抜群だったアラン・ドロンとブリジッド・バルドーの共演。監督は、ボクの大好きな映画「死刑台のエレベーター」のルイ・マルでした。
冒頭からボクの好きなタイプのシーンで、額と頬に傷を負って一目散に走るウィリアムス(アラン・ドロン)は、教会に飛び込みます。
既に懺悔を終えた牧師にウィリアムスは懺悔させてくれと詰め寄り、牧師はミサの後にと諭すが、 ウィリアムスは言う事を聞かず、教会はちょっと騒然となるこのシーン、、、
リドリー・スコット監督、キャメロン・ディアス、ブラッド・ピット等の「悪の法則」で同じ事やってますね(笑)。きっとリドリー・スコット監督は、このシーン好きだったんでしょうね〜。
最後の三話目は、「甘い生活」等のフェデリコ・フェリーニ 監督の「悪魔の首飾り」。
少年の頃と同じで、フェリーニはボクは苦手、、、。
「悪魔の首飾り」はノーコメント。