刑事コロンボ」の「毒のある花」で、化粧品会社の美人社長役に、ヒッチコック映画の名作「サイコ」で、被害者マリオンの妹ライラを演じたヴェラ・マイルズが登場してます。
「毒のある花」撮影時、ヴェラ・マイルズ44才。
↓「サイコ」出演時31才。
日本初回放映1974年の、人気シリーズ「「毒のある花」撮影時、ヴェラ・マイルズ44才。
↓「サイコ」出演時31才。
個人的には「サイコ」で殺害されるヒロインを演じたジャネット・リーより、2歳年下のこちら妹役ヴェラ・マイルズの方が、ボクはタイプでした(笑)。
「サイコ」は、前半は殆どジャネット・リー出ずっぱりですが、殺害後の後半はヴェラ・マイルズばっかり。
「サイコ」は、前半は殆どジャネット・リー出ずっぱりですが、殺害後の後半はヴェラ・マイルズばっかり。
だから、「サイコ」はヴェラ・マイルズの映画とも言えるので、何故?彼女ほどの美貌を持ったブロンド美人が、誰もが知る大女優になれなかったのか?長年疑問に思っていました。
そうしたら、このへんのボクの素朴な疑問、日本公開2013年の映画「ヒッチコック」で描かれていました。
ヒッチコックは、ヴェラ・マイルズを大女優にしようと、確信してたんですねー。
だから、ヒッチコックは「間違えられた男」でも、名優!ヘンリー・フォンダの奥様役に、ヴェラ・マイルズを抜擢起用↓
なので!、、、
映画「ヒッチコック」で、ヴェラ・マイルズは「大女優になれたのに、自らその道を捨てた」と、彼女が大のお気に入りだった、アンソニー・ホプキンス演じるヒッチコックに嘆かれてます。
ヴェラ・マイルズが、誰もが知る大女優になれなかったのは、これが真相。
彼女は大女優になるよりも、妻、母の「女の幸せ」を優先したのでしょう。
で、「刑事コロンボ」では「サイコ」のもう一人の女優、ジャネット・リーも「忘れられたスター」で出演しており、リーの娘、ジェイミー・リー・カーティスも「殺しの序曲」でウエイトレス役で出てます。
なのできっと、刑事コロンボ製作関係者の中に、映画「サイコ」好きな人がいたんでしょうね〜(笑)。
そして「毒のある花」で、ヴェラ・マイルズ演じる女社長に殺されちゃうのが、マーティン・シーン。
彼は日本公開1980年の「地獄の黙示録」で大スターの仲間入りしますが、コロンボ出演の頃は、少なくとも日本では無名に近く、彼の役どころは女社長のヴェラ・マイルズの元で働く研究員、そして女社長の元若い燕。
まぁ〜今だったら逆セクハラ、パワハラってな関係のお二人ですが、マーティン・シーンこの時33才で、ヴェラ・マイルズは44才。
年齢的にもこの怪しい関係、絵も似合っており、自らが開発した画期的な「皺取りクリーム」を、かつて弄ばれ捨てられた恨み骨髄の女社長でなく、商売敵に売ろうとして、女社長に殺害されちゃう、ちょいと情けない被害者をマーティン・シーン演じてます。
が、、、
悪い女だけど、ちょいとストーリー的に同情しちゃうこの手の役どころは、やはり!ヴェラ・マイルズぐらいの美貌がないと、似合わないですよね〜。