名作!「ポセイドン・アドベンチャー」の、太っちょの人の良いおばちゃんを演じたシェリー・ウィンターは、若い頃「陽のあたる場所」「ロリータ」でも悲しい女性を演じていた!

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日本公開1973年の映画「ポセイドン・アドベンチャー」。

1970年代に「大地震」「エアポート75」「タワーリング・インフェルノ」と共に、パニック映画というジャンルを確立した映画で、1973年の洋画配給収入、堂々1位を記録した大ヒット映画でした。

当時、既に40才を越えていた遅咲きのジーン・ハックマンが大スターになるのは、こちら「ポセイドン・アドベンチャー」での神父役と「フレンチ・コネクション」の刑事役からでした。

で、「教会で跪いて祈っていたって、神は助けてくれない」なんて、神父とは思えないような事を平気でいうジーン・ハックマンが演じた神父。

その神父がポセイドン号の惨劇の、あまりの神の無慈悲ぶりに激怒し、神を血に飢えた狼のごとく罵り、そして死んでいくシーン。

その神に対する怒りの最たる原因にもなった、悲しい最後を迎えてしまうユダヤ人老父の奥様役の、太っちょの人の良い女性を演じた、こちらシェリー・ウィンタース↓。

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この方、若い頃にも「陽のあたる場所」で、華のある美人!エリザベス・テーラー演じる富豪の娘に後から恋してしまうモンゴメリー・クリフト演じる恋人に、殺意を抱かれ結果的には死亡してしまう悲しい女性役をやってました。

更には今や当たり前の、幼女、少女にいい年した男が性欲を感じてしまう、ロリーター・コンプレックス=ロリコンという言葉の大元、スタンリー・キューブリック監督の1962年作品「ロリータ」にも出演。

シェリー・ウィンタースはロリータのママの未亡人役で、ロリータが好きだから再婚する酷い男に殺されそうになるけど、結果、不慮の事故で死亡してしまう、こちらも悲しい女性を演じた女優さんです↓。

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「ロリータ」撮影時は40才を越えていて、「ポセイドン・アドベンチャー」撮影当時は50才を越えていた、ちょいと太めの脇役女優、シェリー・ウィンタースって、日本だと誰の位置なんでしょうねー。

あんまり思いつかないですし、正直、人妻熟女好きのボクなれど、あんまりタイプではないシェリー・ウィンタース

でも、そんなボクでも印象にそれだけ残ってたって事は、その存在感は抜群だったって事でしょうねー。

で、、、

シェリー・ウィンタースと共に、「ポセイドン・アドベンチャー」で悲しい結末の、存在感抜群だった、こちらはボクのタイプだった(笑)ステラ・スティーヴンス↓。

ステラ・スティーヴンスは元娼婦で今はその取り締まりをやっていた刑事の奥さん役をやっていました。

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元々は、アメリカがR&R黄金時代だった1960年前後、雑誌「プレイボーイ」でプレイメイトをやっていたステラ・スティーヴンスは、1962年にはエルビス・プレスリーの映画「ガール!ガール!ガール!」に出演。

翌1963年にも人気者!ジェリー・ルイスの「底抜け大学教授」に出演し、女優として名を馳せています。

そして1966年にも、こちらも人気者!ディーン・マーティンの「サイレンサー/沈黙部隊」にもヒロイン役で出ており、20代の頃の共演者は、かなりの大物揃いだった女優。

が、日本で人気だったとか話題だったとかって、記録や記憶のない女優さんのような気がします。 
 
だから、、、

シェリー・ウィンタースにしろステラ・スティーヴンスにしろ、名脇役なれど鬼瓦みたいな顔してるアーネスト・ボーグナインしかり。

そして、如何に前年「フレンチコネクション」でアカデミー賞を受賞したとはいえ、既に40才を越えてた、けっしてハンサムでもなければかっこ良くもないジーン・ハックマンもそう!、、、

ポセイドン・アドベンチャー」の配役は、他のパニック映画と比べて、かーなり渋い人選だったと今更ながら思いますねー。

人選は監督なのか?製作者なのか?、ボクにはわからないですが、センス抜群の俳優陣です。