映画「タイタニック」ファンなら楽しめる!「歴史は夜作られる」

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私的に第二次世界大戦前後の男のファッションが大好きなので、それを参考にするためもあり古い映画もよく観ます。

で、突然話は1997年にワープして、日本でも社会現象にもなったジェームズ・キャメロン監督の傑作大ヒット映画「タイタニック」。

タイタニック」は、多分に「ポセイドン・アドベンチャー」「タワーリング・インフェルノ」「大地震」等の1970年代のパニック映画ブームの影響を強く受けた映画だと思っていましたが、1937年のアメリカ映画「歴史は夜作られる」を観て、ちょいとおったまげました。

(ジャックとローズとキャルの三角関係の元ネタは、この映画だったのか〜?)とね。


歴史は夜作られる」の邦題は、映画やドラマや日常社会でも色々な時に引用されるほどですが、1937年と言えば大東亜戦争突入の4年前、2・26事件のあった翌年(日本でも普通に上映されてます)。

そんな1937年のモノクロ映画を、そうそう自分の強い意志で現代人が観てみようとは普通は思わないわけですが(笑)、(ここに!「タイタニック」の元ネタがあったのか〜?!キャメロンやるな〜!)と感心したい方にはオススメです。

男女の三角関係は勿論、「歴史は夜作られる」は「タイタニック」の、(あ〜なるほど、これが元ネタになってるんだな〜)と思えるシーンがふんだんにあって、とても面白いですから!

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歴史は夜作られる」で ヒロインのアイリーンを演じたジーン・アーサーは、撮影時36歳。

昨今の、全国民の平均年齢が上がってるのも原因と思われる日本の人妻熟女ブームでは当たり前の年齢ですが、決して当時の感覚では若くはないヒロインで、彼女は無声映画の頃から活動していた息の長い女優さんだったようです。

ちなみに、「タイタニック」は中年三角関係の「歴史は夜作られる」と違い、キャメロンは三角関係の三人の年齢をグンと下げ、若者達(特に当時のオネーちゃん等)の心を鷲掴みにしたのも流石と思います。

最後になりますが、、、

ジーン・アーサーの映画のキャリアは1953年の、こちらも名作!「シェーン」が最後で、その後はテレビが活躍の場だったそうですが、「シェーン」出演時、ジーン・アーサーは52~53歳。

1995年の、ひょんな出会いからのおっさんとおばちゃんの純愛を描いたクリント・イーストウッド監督&主演の名作!「マディソン郡の橋」のおばちゃん役のヒロイン、メリル・ストリープは撮影当時45~46歳。

「シェーン」でのジーン・アーサーは、アラン・ラッド演じる流れ者のガンマンに、亭主・子供がいても密かに恋心を抱くおっかさん・おばちゃん役を好演してますから、彼女は熟女よろめきドラマの元祖かもしれないですね〜。

そんなジーン・アーサーは「タイタニック」上映の6年前、1991年に90歳で天命をまっとうしています。