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1975年日本配給収入1位の「タワーリング・インフェルノ」。2位が同じくオールスターパニック映画の「大地震」で、3位がフランスのソフトポルノ「エマニエル夫人」。
一方、1974年の北米興行収入でも、「タワーリング・インフェルノ」は2位!
アカデミー賞を獲得した「ゴッドファーザーPARTⅡ」が6位ですから(日本では8位)、如何に!当時「タワーリング・インフェルノ」が、日米で大ヒットした映画だったかわかると思います。
イギリス人の監督ジョン・ギラーミンは、1976年に「キングコング」のリメイクを撮っており、「キングコング」もまた1977年日本配給収入で堂々1位を獲得しています。
ですから、2023年現在、60代前後から70歳ぐらいの日本人で、ジョン・ギラーミン監督の「タワーリング・インフェルノ」と「キングコング」を観てる人、とても多いと思うのです。
が、好きな映画監督、名映画監督と聞かれジョン・ギラーミンの名前を出す人は、ほぼいないでしょう(笑)。何故でしょうね〜?みんなお金払って映画館まで観に行った筈なのに。
ジョン・ギラーミンは更に1978年には、こちらもオールスター映画、アガサ・クリスティ原作の「ナイル殺人事件」を撮ってます。
そして、こちらも又、1979年日本配給収入では「スーパーマン」のリメイクに続く2位。
というわけで、1970年代の日本の年間映画配給収入で、2作が1位を獲得、もう1作は2位って凄いことです!
が、ジョン・ギラーミンを好きな映画監督、名映画監督にあげる日本の爺婆、おっさんおばちゃん、ほぼいない。映画監督の、力量魅力って何なんだろう?と感じます(笑)。
まぁ〜1925年生まれのジョン・ギラーミンは、1959年からターザン映画の監督、脚本をやられてますから、元々そういうアクションアドベンチャー系の監督。
スティーブン・スピルバーグ、ジェームズ・キャメロンがその定説を覆しましたが、アクションアドベンチャー、サスペンスホラー系の監督は批評家に舐められる、甘く見られるのが常です。
2015年、ジョン・ギラーミン89歳没。草葉の陰で何思うと感じる爺。