アメリカでの大ヒットに続き日本でも上映、1975年の映画興行収入1位。大ヒットしたオールスターパニック映画「タワーリング・インフェルノ」。
とはいえ、当時ティーンエイジャーだった私は、スティーヴ・マックイーン、ポール・ニューマンの両巨頭は別にして、、、
「俺たちに明日はない」のフェイ・ダナウェイ、「荒野の七人」「0011ナポレオンソロ」のロバート・ヴォーン、ナタリー・ウッドの亭主のロバート・ワグナーぐらいしか、オールスターがわかってなかった。
ウィリアム・ホールデン、フレッド・アスティア、ジェニファー・ジョーンズは、年齢的に全部後追いで「凄い人だったんだな〜」と知ったわけですが、特にジェニファー・ジョーンズは全く疎かった。
で、このジェニファー・ジョーンズが「タワーリング・インフェルノ」で演じたのが、フレッド・アスティア演じる三流詐欺師が騙そうとするも、すっかり惚れちゃう未亡人のリゾレット。
とても良いおばちゃん役で、「タワーリング・インフェルノ」を観た人は好感度の高い役柄でしたが、リアルのジェニファー・ジョーンズもなかなかどうして、流石にハリウッド女優って経歴履歴なんです。
1919年生まれのジェニファー・ジョーンズは、お互い全くの駆け出し無名俳優時代の19歳の時、俳優のロバート・ウォーカーと結婚。
お互い小さい役を演じ生活していましたが、既に二人の子持ち、ママだった妻のジェニファー・ジョーンズが、プロデューサー・脚本家のデヴィッド・O・セルズニックに認められ、二人の人生は変わります。
夫のロバート・ウォーカーもセルズニックの後押しで仕事をもらえるようになりますが、セルズニックと妻のジェニファー・ジョーンズは不倫関係になっていた(W不倫)。
1919年生まれのジェニファー・ジョーンズは、お互い全くの駆け出し無名俳優時代の19歳の時、俳優のロバート・ウォーカーと結婚。
お互い小さい役を演じ生活していましたが、既に二人の子持ち、ママだった妻のジェニファー・ジョーンズが、プロデューサー・脚本家のデヴィッド・O・セルズニックに認められ、二人の人生は変わります。
夫のロバート・ウォーカーもセルズニックの後押しで仕事をもらえるようになりますが、セルズニックと妻のジェニファー・ジョーンズは不倫関係になっていた(W不倫)。
そして、1943年の「聖処女」に主演したジェニファー・ジョーンズは、アカデミー主演女優賞を受賞。
次の「君去りし後」に、製作のセルズニックは不倫相手のジェニファー・ジョーンズと夫のロバート・ウォーカーを恋人役で共演させラブシーンを演じさせますが、ロバート・ウォーカーは苦痛だったとか。
まぁ〜普通に考えればロバート・ウォーカーの苦痛は男なら当然ですし、妻のジェニファー・ジョーンズはアカデミー主演女優賞を受賞して、俳優としても差がついてしまった。
しかも妻の不倫相手のセルズニックは映画製作者で、一俳優からしたら絶対的権力者。出演した以上、製作者に逆らう事はできない。これはロバート・ウォーカーきついですね。
結局、二人は別居し1945年に離婚。ロバート・ウォーカーは仕事は順調でしたが警察に厄介になるほど酒に溺れる生活になり、これがこの後の悲劇の引き金になってます。
しかも妻の不倫相手のセルズニックは映画製作者で、一俳優からしたら絶対的権力者。出演した以上、製作者に逆らう事はできない。これはロバート・ウォーカーきついですね。
結局、二人は別居し1945年に離婚。ロバート・ウォーカーは仕事は順調でしたが警察に厄介になるほど酒に溺れる生活になり、これがこの後の悲劇の引き金になってます。
離婚後のジェニファー・ジョーンズは順風満帆で、1949年に長年の不倫相手のセルズニックと再婚(略奪婚)。
女優としても4度アカデミー主演女優賞、助演女優賞にノミネートされ、1955年の「慕情」ではウィリアム・ホールデンと共演しており、「タワーリング・インフェルノ」は「慕情」以来の共演でした。
が、「慕情」で共演したウィリアム・ホールデンがジェニファー・ジョーンズは嫌いだったそうで、「タワーリング・インフェルノ」で二人の絡みが殆どないのは、そんな私的理由かな?と思ったりします。
一方、酒浸りになったロバート・ウォーカーですが、ジョン・フォード監督の娘で映画編集技師のバーバラ・フォードと1948年に結婚しますが、泥酔して逮捕されるなどしたことから僅か5ヶ月で離婚。
ジェニーファー・ジョーンズとセルズニックが再婚した1949年には、精神疾患で入院も経験しますが、捨てる神あれば拾う神ありで、女優のハンナ・ランディと三度目の結婚をします。
ちなみにハンナ・ランディは、ハンナ・ハーテレンディ名義で後に映画「ローズマリーの赤ちゃん」に出てますね。
そして人間、何がプラスになるかわからないわけで、アフルレッド・ヒッチコック監督は自身の製作・監督の1951年の映画「見知らぬ乗客」で、サイコパスな殺人犯役にロバート・ウォーカーを起用。
結局、この金持ちのボンボンでママは甘いけどパパは厳格な、そのパパを動機なき交換殺人で他人のテニス選手に殺害させるために、そのテニス選手が離婚したくてもできない妻を殺害する役が大当たり!
ロバート・ウォーカーの代表作になったわけですが、「見知らぬ乗客」公開後に、精神科医の投与する鎮静剤と体内のアルコールがアレルギー反応を起こし、32歳で急死しています。
まぁ〜 ロバート・ウォーカーが、精神を病んで酒に溺れてたのは噂になってたでしょうから、ヒッチコックも俳優に演技させるのではなく、病んでる俳優をわかって起用したのでしょう。ヒッチコックも残酷。
そう思って「見知らぬ乗客」を観ると、ロバート・ウォーカーは鬼気迫るものがあります。
方やジェニーファー・ジョーンズは、1965年にセルズニックが63歳で他界後は、一線を離れほぼ引退状態でしたが、1974年の「タワーリング・インフェルノ」が久々の大作映画出演だったよう。
そんなジェニーファー・ジョーンズも、「タワーリング・インフェルノ」以降は出演作品もなく、アカデミー賞の授賞式に出るぐらいで、2009年、90歳で天寿天命を全うしています。
最後になりますが、 ジェニーファー・ジョーンズとロバート・ウォーカーとの間の子、ロバート・ウォーカーJr.も、義理のパパのセルズニックの七光があったのでしょうかしら?俳優をやってました。
ジェニーファー・ジョーンズとセルズニックが再婚した1949年には、精神疾患で入院も経験しますが、捨てる神あれば拾う神ありで、女優のハンナ・ランディと三度目の結婚をします。
ちなみにハンナ・ランディは、ハンナ・ハーテレンディ名義で後に映画「ローズマリーの赤ちゃん」に出てますね。
そして人間、何がプラスになるかわからないわけで、アフルレッド・ヒッチコック監督は自身の製作・監督の1951年の映画「見知らぬ乗客」で、サイコパスな殺人犯役にロバート・ウォーカーを起用。
結局、この金持ちのボンボンでママは甘いけどパパは厳格な、そのパパを動機なき交換殺人で他人のテニス選手に殺害させるために、そのテニス選手が離婚したくてもできない妻を殺害する役が大当たり!
ロバート・ウォーカーの代表作になったわけですが、「見知らぬ乗客」公開後に、精神科医の投与する鎮静剤と体内のアルコールがアレルギー反応を起こし、32歳で急死しています。
まぁ〜 ロバート・ウォーカーが、精神を病んで酒に溺れてたのは噂になってたでしょうから、ヒッチコックも俳優に演技させるのではなく、病んでる俳優をわかって起用したのでしょう。ヒッチコックも残酷。
そう思って「見知らぬ乗客」を観ると、ロバート・ウォーカーは鬼気迫るものがあります。
方やジェニーファー・ジョーンズは、1965年にセルズニックが63歳で他界後は、一線を離れほぼ引退状態でしたが、1974年の「タワーリング・インフェルノ」が久々の大作映画出演だったよう。
そんなジェニーファー・ジョーンズも、「タワーリング・インフェルノ」以降は出演作品もなく、アカデミー賞の授賞式に出るぐらいで、2009年、90歳で天寿天命を全うしています。
最後になりますが、 ジェニーファー・ジョーンズとロバート・ウォーカーとの間の子、ロバート・ウォーカーJr.も、義理のパパのセルズニックの七光があったのでしょうかしら?俳優をやってました。
「イージーライダー」の髭ぼうぼうのヒッピー役、「刑事コロンボ」の第三シーズン「愛情の計算」で、シンクタンク所長のパパの期待が大きすぎ、苦悩する倅の役をやってたのがJr.でした。
が、ロバート・ウォーカーJr.は、結婚歴3回とこの辺だけは似てますが、両親や義理のパパのような仕事=ハリウッドで所謂「大物」になれず、2019年に79歳で他界しています。