「刑事コロンボ」シリーズの中でも、屈指の美人女優だと思う「黒のエチュード」の犯人の助平で高名なオーケストラ指揮者の、可哀想で可憐な妻役を演じたブライス・ダナー。
1943年生まれのブライス・ダナーは、実際に「刑事コロンボ」出演時(アメリカ放映1972年9月)、既に結婚しており同月に娘、グウィネス・パルトローを出産しています。
娘のグウィネス・パルトローと言えば、ブラッド・ピットの妻役で出演した映画「セブン」で世界中で名を馳せたと思われますし、「恋におちたシェイクスピア」でアカデミー賞主演女優賞も受賞。
わりと近年では「アイアンマン」「アベンジャーズ」両シリーズでの、ペッパーポッツ役で有名な、年齢を重ねてもあまり老けない方だなーと、私的には感じてる女優さんです。
若い人はコアな「刑事コロンボ」ファンでもない限り、ママのブライス・ダナーは知らなくても、娘のグウィネス・パルトローを、洋画ファンなら知らない人はいないでしょう。
ママのブライス・ダナーはハリウッド女優にしては珍しく、2002年に58歳で他界したテレビ監督・プロデューサーのブルース・パルトローと離婚することなく、良き妻・ママを女優業をやりながら続けた方。
一方、娘のグウィネス・パルトローは恋愛に奔放で、「セブン」で共演したブラッド・ピットとの婚約と破棄に始まり、ベン・アフレック、ミュージシャンのブライアン・アダムス等々と浮き名を流しました。
2003年12月、交際していたミュージシャンのクリス・マーティンと出来ちゃった結婚。ブライス・ダナーは、お婆ちゃんになりましたが当のグウィネス・パルトローは2014年に離婚。
2003年12月、交際していたミュージシャンのクリス・マーティンと出来ちゃった結婚。ブライス・ダナーは、お婆ちゃんになりましたが当のグウィネス・パルトローは2014年に離婚。
2018年にプロデューサーのブラッド・ファルチャックと再婚(旦那も子持ち再婚)。2023年夏現在、離婚はしてないようです。
で、私的には娘のグウィネス・パルトローより、ママのブライス・ダナーの方が美人と思っておりますが、「ピープル」誌の「最も美しい人2013年版」では、グウィネス・パルトローはトップに輝いてます。
ちなみにブライス・ダナーが出演した「刑事コロンボ」、「黒のエチュード」で亭主であり犯人役を演じたジョン・カサヴェテスは映画監督でもあり、1980年「グロリア」を撮っています。
「グロリア」は「レオン」の原型と言われており、レオンの女版のグロリアを演じたジーナ・ローランズもまた、監督でご主人のジョン・カサヴェテスが59歳で他界するまで離婚することなく、結婚生活は一度だけ。
そのジーナ・ローランズも「刑事コロンボ」、「ビデオテープの証言」でブライス・ダナーと同じく、犯人の奥様役を演じていました。
というわけで古の名作テレビ映画「刑事コロンボ」、作品は元より毎回のゲストスターが、誠に侮れないのであります!