ジェリー・ロペスとファラ・フォーセットを真似た、1980年前後のサーファーブームの男女

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1980年前後の世界的な空前のディスコブームとリンクしていた、当時の日本のサーファーブーム。

あの頃のその手の若い男女は、レジェンドサーファーのジェリー・ロペスと、TV「チャーリーズ・エンジェル」で一世を風靡したファラ・フォーセットの劣化板と、今の若い人は思えば間違いない(笑)。

ただ、新宿の踊り場だとアロハにアフロみたいな女の子が多かったけど、ファラ・フォーセットが人気になる前の1970年代半ばから後半ぐらいでも、サーファーの女の子は六本木の踊り場には稀にいましたね。

直毛のさらさらロングヘアーに陽に焼けた肌に白のプカシェル。花柄のシャツにフレアのジーパン姿で、とても目立ったしカッコ良かった。

ブーム後は、当たり前でどうって事ないファッションになっちゃったけど。

 
で、男なんざー「まぶい女」を連れてる男をみると、今も昔も僻むか羨望するかどっちかの「嫉妬深くて僻みっぽい」、つまらない生き物です(笑)。

私は素直な良いコだったので、自分もそういう男になりたい羨望側でしたけど、僻んでアンチサーファーになる男も凄く多かった。

だから、ブームったって、みんながみんなサーファールックだったわけでもなく、テクノブームもあったからテクノカットも多かったし、リーゼントやパンチパーマも普通に多かった。

まぁ〜この辺は1991~94年頃、みんながみんなボディコン着てジュリアナのお立ち台で踊ってたと錯覚するのと同じぐらいバカげてます。いつの時代もそ〜んなに画一的なもんじゃないから。

ちなみに、当時のサーファーブームを後に描いた邦画「波の数だけ抱きしめて」で、中山美穂さんが浜辺でサーフボードの裏側にワックス塗ってるエセサーファーを揶揄るシーンありますけど〜、、、

私も真正へっぽこでしたが、サーファーの端くれをブームの最中2年強ほどやってましたが、浜でサーフボードの裏側にワックス塗ってる阿呆なんて、湘南でも千葉でも伊豆でも一度も見たことないです。

だから、あれはアンチサーファー(それもマスメディア系)が作って広めたデマ、都市伝説だと今も思ってます。

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で、長髪に髭の男もサーファーブーム以前から、ミュージシャン中心におりましたが、ロック系やジャズ系の人って、国内外問わず、み〜んな無愛想で好戦的な雰囲気かもし出してて感じが悪い。

ふぉーくの人はそういうオーラは全くなかったけど、な〜んかいまいちカッコ良くなかった(私的意見です)。

長髪に黒縁眼鏡だと過激派の指名手配写真みたいだし、長髪に白のワイシャツに革靴とか、普通にそこらに石投げれば当たった時代でしたが、当然そんな兄ちゃん等がかっこいいと思うわけもなく、、、。

だから!長髪でも褐色の肌で、笑顔と雰囲気がとてもピースフルでフレンドリーだったジェリー・ロペスって、ちょっと衝撃だったし新鮮でした。

で、肉体はサーファーだから贅肉のない美しい身体でカッコいい!長髪でもサーファーってスポーティーでかっこいいじゃん!素敵じゃん!と、蒼き若き私はそう感じたわけです。

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でも、ただでさえ「年齢より幼くみえる」日本人がジェリー・ロペスやファラ・フォーセットの真似しても、ジェリー・ロペスは1948年生まれだから1980年頃は32才。

ファラ・フォーセットは1947年生まれだから、1980年頃はもう33才でしたからね〜。当時の若者の感覚で言うと「大人」というより「おっさん」「おばちゃん」(笑)。

でも、情報の少ない時代でしたから当時二人の年齢ってよくわからなかったし、普通にもっと若いと思ってた若者、多いんじゃないかしら?(私はそうでした)。

まぁ〜、1980年代になってから街に海にあふれかえった二十歳そこらの日本のサーファー、サーファーギャル&ディスコで踊るサーフィンをやらないサーファールックのシティサーファー。

同じような髪型となりしてても、既に三十路越えてジェリー・ロペスとファラ・フォーセットとでは「大人と子供」ぐらいの差があったから、やっぱり自分含めあの二人の劣化板だったと思うわけです(笑)。