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私は「悪い女」「ずるい女」「狂気の入った女」の物語が好きなので、そういう「女」を描かせたら天下一品!、松本清張氏の作品が大好き。
で、銀行の支店長が料亭の美人女将に入れあげ、人生真っ逆さまになる私の大好きな物語「寒流」。
この作品は1959年に「週刊朝日」に連載された、随分と前の小説です。
映画化1度、ドラマ化が3度もされており、リメイクされる度、時代に合わせてちょいと設定が変わるも根本の「男」と「女」の愛憎劇、男の世界の上下関係、友人関係のインチキさは時が流れても不変。
ただ、当然!小説、そして映画、テレビドラマなので男を色香で翻弄する女=前川奈美は美人、べっぴんさんですが、現実の詐欺事件とか金目当ての殺人事件で捕まる女性って、美人、べっぴんさんではない(笑)。
警察関係者の証言でも、その手の犯罪で捕まった女性に、美人、べっぴんさんはいないと、何かで誰かが言ってたような記憶があります(正確な記憶でなく恐縮です)。
例えば、、、
普通の男が日常生活送ってて、テレビドラマの「寒流」で美人女将の前川奈美を演じた梶芽衣子さん↑や芦名星さん↓のような美人、べっぴんさんと出会うことって、まーずないわけです(笑)、、、。
勿論、映画版の初代!前川奈美の新珠三千代さんや、テレビ版の大先輩、香川美子さんも同様。
もし出会ってしまい、こんな美人、べっぴんさんと「良い仲」になれそうになって、それでも自分は女房も子供もいるからと「ボク、お家に帰る」と背を向ける野暮な男は、そうは世の中にいないと思います。
ましてやそれが独り者だったら、なおの事。
でも、私も長年男をやってて感じるのは容姿の良し悪し問わず、だいたいの女の人は「本気」で色香をふりまき、弁舌巧みに(この男をものにする)と決めたら!、まーず男は殆どイチコロという現実です。
男が女の人にイチコロになるのに、実は容姿はそれほど重要じゃないのは、巷の、けっして美人やべっぴんさんばかりではない「奥様」達が、その良い例です(笑)。
ただ、美人、べっぴんさんでも「男運が悪い」と言われる人もいれば、お金持ちの奥様、必ずしも美人にあらずで(笑)、容姿の良し悪しよりも、男選びの才覚と知力が女性の人生をかなり左右するようです。
美しいですねー。
絶世の美女ですねー!
正に!クールビューティー!
「仁義なき戦い/広島死闘編」、「やくざの墓場/くちなしの花」での幸薄い女役も似合いましたし、「野良猫ロック」シリーズや「女囚さそり」シリーズ、「修羅雪姫」もかっこいいし素敵でした。
でも、松本清張作品でのテレビドラマ「寒流」や「地の骨」、松竹映画の「わるいやつら」での、美しいけど妖しい女、怖い女、ずるい女が、梶芽衣子さんは、最も似合うと思いますねー!!
で、、、
松本清張氏の「寒流」は、「黒い画集」という短編集の中の作品で、この「黒い画集」が凄まじい!!
「遭難」「証言」「天城越え」「寒流」「凶器」「紐」「坂道の家」。
「凶器」以外、どの作品も映画化、ドラマ化されているので、老若男女問わず観たことある方、多いのではないでしょうか?
ボクはこの「黒い画集」、思春期時代に映画「砂の器」「鬼畜」で松本清張氏に興味を抱いて、「砂の器」に次いで読んだ松本清張氏作品でした。
いやはや、凄い作品ばかりで、松本清張氏はいったいどんな頭をして、世の中の男と女、家庭家族、男社会を観察してるんだろ?と、本当!思いましたね。
どれも傑作揃い!しかも読みやすい、わかりやすい。でも、深い!、、、