日本公開2018年、フランス・ベルギー合作映画の「2重螺旋の恋人」。如何にも邦題って題名ですが、欧州の原題は「L'Amant double」です。
二人の恋人・愛人てな意味なのでしょうか?、アメリカでの題名「Double Lover」だとわかりやすいけど、日本の配給会社の「2重螺旋の恋人」は、わかりずらい(笑)。
まぁ〜わかりずらいネーミングの方が欧州映画はきっと!良いのでしょう〜。本当に、ちょいと難解な心理エロチックミステリー映画でしたから。
監督のフランソワ・オゾンは2016年のドイツ・フランス合作映画「婚約者の友人」、2019年のフランス映画「グレース・オブ・ゴッド 告発の時」の2本観てますが、この人の性癖と性格の描き方は良いな〜。
「2重螺旋の恋人」の主人公女性クロエもそうですが、彼女の性癖と性格が物語のキモになっていて、こういう映画を撮る監督は好みです。
で、欧州現代映画にありがちですが、「2重螺旋の恋人」は殆どお金はかかってないですね。主人公達のギャラと部屋含めロケ地の使用料金ぐらいでしょう。
映画は脚本と思ってるので、お金がかかっていてもかかってなくても、私的には気にならないですが、ハリウッドのド派手などんぱち好きな方には、向いてない映画です。やたらと考えさせられますし。
で、ヒロインのフランスのファッションモデル・女優のマリーヌ・ヴァクトが美しいし、ちょいと精神を病んでる感がよく出てる細身の美人さん。
ただ、多くの日本人男性の好きな童顔・巨乳とはかけ離れた美しさ、いや、マリーヌ・ヴァクトは、はっきり!貧乳なので、好き嫌いが日本の場合別れるかもね〜(私は好き)。
そのマリーヌ・ヴァクトが、貧乳を惜しげもなく晒しているし、冒頭から産婦人科医が使う器具で開いた膣のアップがあったり、やたらとベッドシーンの多い映画なので「2重螺旋の恋人」はR18+指定作品。
ですが、昨今の助平心が芽生えた頃からPCやスマホでエロAV映像を見慣れた未成年なら、どうってこたーない描写です(笑)。
で、、、
感想を述べると全てネタバレになっちゃう困った映画なので、そこは控えるとして、原因不明の腹痛に悩む女性がカウンセラーの双子の男とやっちゃう映画。
これじゃー端折りすぎか?(笑)
ネタバレのギリで感想を書けば、どこまでが精神を病んでる主人公クロエの妄想なのか?どこまでが現実なのか?という物語です。
私的には好みの、なかなか最後まで色々と考えさせられた、欧州製らしい面白い映画でした。
で、マリーヌ・ヴァクト演じるクロエのママ役は、なんと!往年の美人女優!ジャクリーン・ビセット↑じゃーござんせんか!
お懐かしゅーございます。
って、私が彼女が出てる映画を観てないだけか、、、。
Wikipedia見るとジャクリーン・ビセット、ずーっと!第一線でご活躍のようです。
1944年生まれのジャクリーン・ビセット、映画撮影時70代。 見た感じ立派な!お婆ちゃんでしたが、やはり美しく年を重ねられてますね〜。素晴らしい!