夏木陽介氏主演「青春とはなんだ」から始まった1965~1969年のテレビ、映画の青春ものブームは凄まじかった!

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日本テレビの名物だった!青春ものは、前回の東京オリンピックの翌年1965年秋から放映された、石原慎太郎氏原作、夏木陽介氏主演の「青春とはなんだ」が最初でした。

夏木陽介氏が「先生」をこのテレビシリーズで演じたのは、この1作だけなんですが、ここがややこしくて、、、

テレビ放映終了後の1966年12月から、東宝映画「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」と併映で、夏木陽介氏は再び、主演の先生役で「これが青春だ!」という映画に出演してるんですね。

ところが日本テレビは「青春とはなんだ」終了後、青春もの第二弾!、竜雷太氏が先生役の同じタイトルの「これが青春だ」を、全く同じ時期に放映。

映画「これが青春だ!」と、テレビ「これが青春だ」の違いは「!」がついてるか、ついてないかだけ(笑)。


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更に!ややこしいのが、夏木陽介氏の「先生」は人気がありましたから、1967年に再び映画版の青春もの「でっかい太陽」が上映。

その翌月からテレビ「これが青春だ」の後番組、「でっかい青春」が、再び竜雷太氏主演で放映開始。

映画「でっかい太陽」とテレビドラマ「でっかい青春」、でっかい同士でややこしい(笑)。

そして、、、

ここまで僅か2年で夏木陽介氏の「先生」がテレビで1本、映画で2本の計3本と、竜雷太氏の「先生」が1本撮られていたので、「でっかい青春」の竜雷太氏の役は、マンネリ防止で当初は先生ではなく市役所の体育振興係。

ところが、結局、後半は体育の代用教員になってますから、当時のお茶の間のファンは「先生」と、できの悪い私立高校生のスポーツによる交流劇を、楽しみにしてたわけです。

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というわけで、人気の夏木陽介氏主演が「先生」の青春もの映画は更に!続き、「でっかい太陽」の僅か3ヶ月後には「燃えろ!太陽」が上映。

ここまで、間違えないようにしておきましょう。

夏木陽介氏=テレビ青春とはなんだ→映画「これが青春だ!」「でっかい太陽」「燃えろ!太陽」

竜雷太氏=テレビ「これが青春だ」→「でっかい青春」

そして迎えた「明治百年」の1968年、、、

青春ものテレビシリーズ第4弾。浜畑賢吉氏が3代目「先生」を演じた「進め青春」が放映開始。

が、メキシコ五輪開催と放映が被ってしまい、視聴率は伸びず11話で放映打ち切りになってしまいました。

そしてこの人気の青春ものの、ここまで全4作品全てに!出演したのが岡田可愛さん。

夏木陽介氏の映画の方も、岡田可愛さんは出てたので、ボク等半ズボン組にも、岡田可愛さんは、印象深い「おきゃん」役の女優でした。

映画の方も1968年12月、テレビ青春モノの「先生」、夏木陽介氏と竜雷太氏の共演!なれど、主役の「先生」役は黒沢年雄氏になった「燃えろ!青春」が、人気絶頂だったザ・タイガースの主演映画第二弾!「ザ・タイガース 華やかなる招待」とともに上映。

浜畑賢吉氏と東山敬司氏の先生役はコケ、青春ものは一時休止に!

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注目したいのは「燃えろ!青春」のスポーツが、それまでの青春ものの高校生は、みーんなダメな男、非行少年たちのサッカーやラグビーだったのに対し、女子バレーなところ。

翌年の1969年、テレビ放映で大人気になった、バレーボールの「サインはV」が、青春ものでお馴染みだった岡田可愛さん主演で開始されてます。

時代ですねー!!

一方、日本テレビの青春ものも、放送枠を変えて第五弾!、東山敬司氏と、ついこないだまで女学生をやってた柏木由紀子さんが先生をやった「炎の青春」を、1969年に放映開始するも、こちらも低視聴率で10回で放映終了。

この「炎を青春」を知ってる人は、相当!マニアックでしょう、、、。

流石にこれだけテレビ、映画で「同じようなもの」を見せられたのでは、いくらファンでも飽きてしまったので、日本テレビの青春ものは、この後、1971年の「おれは男だ!」まで、休止しています。

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(内藤洋子さんと東山敬司氏)。

ちなみに、「炎の青春」しかり、先生役を演じた東山敬司氏が、2019年現在、還暦前後の人達と想い出話しで、まーず!出ることはないです、、、、。

1968年の東宝映画「兄貴の恋人」は、加山雄三氏、酒井和歌子さん、「サインはV」の岡田可愛さん、中山麻里さん等の、当時の青春スター達と東山敬司氏は出演してます。

ですから、もし「炎の青春」がテレビでヒットしたら、東山敬司氏も人生変わったかもしれないですねー。

1970年半ば頃から東山敬司氏って、全く見なくなったし、その後、噂も聞かないからねー(引退したのかな?)。人生色々です。