岩城滉一氏や舘ひろし氏とクールスの、1975~76年の東映映画のバイクシーンは、厳密に言えば全て!道交法違反(笑)




COOL
1975年4月の、日比谷野音で行われたキャロル解散ライブ時の、DVDにもなってるクールスの映像。

↑これ青山246から神宮外苑に向かう交差点(昔のジーンズのエイコーの前)だと思いますが、観ての通り岩城滉一氏はじめ、クールスはノーヘル。

 

ヘルメット着用の「義務化」というのは以前から決まっていましたが、ヘルメット着用しないと「罰則」(減点&罰金)になったのは、確か1975年の夏頃からだったと記憶しております(50ccはもう少し後)。

だから、この時期のクールスのノーヘルは、ぎりぎり罰則としては「セーフ」(笑)、、、、

唯、「ぎんざNOW!」の特番でテレビ放映したのは7月頃でしたから、放映時は、もう罰則規定決まってたかもしれない。

このへん微妙、、、正しい法的根拠を知りたい方は、ネットでも図書館でもいって調べてみてください。

岩城滉一氏の映画「爆発!暴走族」のノーヘルは、減点&罰金対象!

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でも、↑こちらの、俳優になってからのクールスの岩城滉一氏のノーヘルは完全アウトです(笑)。

岩城滉一氏が俳優になったのは、1975年夏以降ですから、彼の当初の暴走族ものの主演映画時は、もうノーヘルの「罰則規定」は法的に決まってましたから。

まぁ〜、岩城滉一氏も以前インタビューで述べていたと記憶しておりますが、東映のゲリラ撮影だったみたいで、警察に当然とめられ咎められたとか。

このへん日本の官憲は厳しいですから、撮影許可なんかおりるわけない。

だからゲリラ撮影だったんでしょうけど、今だったらマスメディアに思いっきり叩かれるでしょう。

 

キャロル解散とクールスレコードデビューの1975年は、ある面「時代の分岐点」だった 

KAWASAKI RS Z2 を語れない、昔悪かった自慢爺は、もれなくインチキと若い人は思って、間違いない(笑)

で、 


↓こちらはわりと近年の、ネットで拾った岩城滉一氏と古の名車! Kawasaki RS。多分Z1?

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クールスというと、ハーレーのローライダーのイメージが強いですが、わかる人はわかると思います。

日比谷野音でのキャロルの解散ライブ時、岩城滉一氏が乗ってたバイクは、Kawasaki RS(冒頭のインタビューはハーレーローライダーですが)。

多分 Z2 ゼッツーだと思いますが、DVD化される時カットされちゃったけど、舘ひろし氏が乗っていたのも Kawasaki RS でした。


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純正の、↑こちらはZ2ですが、同じKawasaki RS でも2台を見比べてみてください。

かなり純正とは岩城滉一氏がまたがってるバイク、違います。

まず前輪のブレーキがダブルディスクになっており、泥よけのフェンダー も純正より短いです。

ハンドルが多分、ピーセブンだと思いますが、純正よりこちらも小さくバックミラーも短くなってます。足下のギアチェンジも、純正とは違う所謂「バックステップ」だと思われます。

まあ、タンクのカラーリングがかわってるのは誰でもわかると思いますが、所謂「ジェロニモカラー」。かつてゼッツー乗りに流行ったペイントがこれで、あとは一目で!わかる集合マフラー、、、、。

1974~75年頃、バイカー、走り屋、街道レーサー、プレス屋、そして暴走族含め、最も!カッコいいKawasaki RS乗り使用は、岩城氏がまたがってるコレで間違いないです。

ヘルメット着用しないと罰則規定が出来たのと同じように、多分、確か、今のように400cc限定2輪免許と大型免許に別れるのも、この1975年が境でしたから、この年を最後に Kawasaki RS って徐々に街から消えちゃって、、、

製造も中止になったんじゃなかったかな〜?、、、。

最後に、メル・ギブソン出世作になった1979年のオーストラリア映画「マッドマックス」で、Kawasaki RS が使われてたのは、日本人として当時やっぱり、誇らしかったですね。