1973年 江川卓投手は23連勝、 防御率0.00で選抜に登場した!


 



2023年現在、いまだに春の選抜高校野球大会奪三振記録(33イニング60奪三振)を持つ、1973年の作新学院江川卓投手の選抜大会、甲子園初登場までの試合を振り返ってみます。

《第25回秋季関東地区大会栃木県予選》

1回戦 ◯ 14-0 那須
先発5回無安打無失点(14奪三振/3四球)

準々決勝 ◎ 4-0 足利工
2安打完封(15奪三振/2四球)

準決勝 ◯ 9-0 宇都宮学園
先発6回2安打無失点(6奪三振/2四球)

決勝 ◎ 7-0 烏山
2安打完封(10奪三振/1四球)

《第25回秋季関東地区大会》

準々決勝 ◯ 10-0 東農大二
先発6回1安打無失点(13奪三振/1四球)

準決勝 ◎ 4-0 銚子商
1安打完封(20奪三振/1四球)

決勝 ◎ 6-0 横浜
4安打完封(16奪三振/無四球)

という具合に、江川卓投手擁する作新学院は秋季栃木県・関東大会を無失点で優勝。

作新学院は1972年秋の新チーム以来、練習試合含め23戦全勝という記録を引っ提げ、関東No.1校として選抜されています。

また、江川卓投手は投球回数53回、被安打12、奪三振94、奪三振率15.96 。失点0 、自責点0 。 防御率0.00という驚異的な成績で、遂に!甲子園に登場することになりました。

あとの選抜での快刀乱麻の『怪物伝説』は、あまりに有名なので、こちらではここまで。

ちなみに関東大会決勝戦の横浜は、今でこそ有名ですが、当時は春の選抜は初出場。夏は一回出場があるだけの、通算二度目の甲子園大会出場の、まだ全国的には無名高校でしたが、選抜で見事に優勝。

野球にも『たられば』はないですが、もし準決勝で広島商が捨て身のダブルスチールを敢行しなかったら、作新学院のキャッチャーがサードに悪送球しなかったら、作新学院広島商に負けなかったら、、、

決勝で横浜は、作新学院に勝てたでしょうかね〜?