中島ゆたかさん、女優デビュー作は「飛び出せ青春」

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私が思春期時代の1970年代から1980年代は、空前のアイドルブームだったので、昔話に花咲くと少し年下の方々に「若い頃好きだったアイドルは?」と聞かれるのですが、これが本当に困る。

アイドルに全く興味がなかったので、正直に「中島ゆたかが好きだった」というと、知らない人多いし、知ってても詳しくないのでどういう女優か説明するのが面倒くさい(笑)。

というわけで、大好きだった中島ゆたかさんのファッションモデル経由のドラマデビューは、1973年の青春TVドラマ「飛び出せ青春」。

第18話「俺に出来ない事もある」の、太陽学園陸上部の走り高跳びの選手役でした。

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中島ゆたかさんは1952年10月生まれなので、放映当時は二十歳で、ちょいと本当の高校生よりは年いってましたが、そんなのは当時のTVドラマも映画も普通。

役柄もダブってたそれですが男子高校生役の石橋正次氏は1948年生まれ、剛たつひと氏も1949年生まれですが早生まれなので石橋正次氏と学年は一緒。中島ゆたかさんの4学年上でした。

レギュラー女子高生役の青木英美さんは少し若く1953年生まれでしたが、もう一人の大田黒久美さんも1948年生まれで、石橋正次氏と同い年。
 
1949年生まれの、マドンナ先生役の酒井和歌子さんより年上なのに、この辺の皆さんは生徒役やってましたから、こんなのはごく普通の話でした。

で、二十歳の中島ゆたかさん、流石に1971年のミス・パシフィック日本代表だけあり、やっぱり大人びた端正で美しい顔立ちしてますね。

三つ編み姿が初々しいし、この風貌で2年前まで本物の女子高生だったと思うと、そりゃー目立つわなと妙に納得。しかも普通のベタ靴・運動靴でこのスタイルの良さは素晴らしい↓。
 
監督、わかって撮ってるでしょ?!(笑)。

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そして
「俺に出来ない事もある」のゲスト出演は、1970~1971年の高視聴率ドラマ「アテンションプリーズ」で、ヒロインの紀比呂子さん演じる美咲洋子をいじめる嫌〜な女、香川妙子を演じた皆川妙子さん。
 
この回は、中島ゆたかさんと女性マネージャー畑野ふみ子役の降畑文子さんの、二人の物語ですが、皆川妙子さんが陸上部の仲間役でちょいちょい登場してきます。
 
ちなみに降畑文子さんは、「おれは男だ!」にも早瀬久美さん演じる吉川操のバトン部のお仲間役で出演してました。
 
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話が中島ゆたかさんからズレますが、
アテンションプリーズ」の香川妙子役の皆川妙子さんは強烈な印象を残しましたので(それだけ上手かったって事です)、そのイメージを壊すのは大変だったでしょう。

他、青春連続ドラマや単発ドラマに何本も出演されましたが、やっぱり観る側は
皆川妙子さん=香川妙子のイメージを引きずって観ちゃいましたからね〜。

で、
皆川妙子さんは太陽にほえろ!」で、かの有名な松田優作氏の「なんじゃー!こりゃー」の雄叫びでお馴染み、ジーパン刑事殉職の「ジーパン・シンコその愛と死」にも出演していました。

ジーパンを殺害する会田(手塚しげお氏)をふって、会田が自暴自棄になっちゃう恋人役を演じていましたが、1981年以降、出演作品はないようですね。

ご結婚でもされたのでしょうか?
皆川妙子さんも降畑文子さんも全く近況が伝わってきませんが、お幸せな人生を歩まれてると良いですね〜♪

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というわけで、中島ゆたかさんは無事ドラマデビューを終えた後は、東映映画で梅宮辰夫氏、千葉真一氏等と共演。本格的に女優の道に進みますが、当時は私は存じ上げなかったです。

中島ゆたかさんを初めて新宿東映の大スクリーンで観たのは、1975年の「トラック野郎・ご意見無用」。
 
後にシリーズ化された1作目の、桃次郎(菅原文太氏)が惚れちゃうマドンナ役を演じた時でした。

(うわっ!すげーっ美人!なんて色っぽくて綺麗な人だろう)と、桃次郎ばりに一目惚れしたのが私でした(笑)。

次が岩城滉一氏主演の爆発シリーズ第二弾「爆発!暴走遊戯」と第三弾の「暴走の季節」。ほぼスクリーンの中島ゆたかさんの美貌だけに見惚れていた2本とも映画で、内容は〜(笑)、、、まぁ〜いいと。

そして今でも中島ゆたかさん出演作で一番好きな、1978年の松田優作氏の遊戯シリーズ第二弾「殺人遊戯」と、
中島ゆたかさんは私の思春期の想い出の女優なんですが、、、

なかなか同世代、少し年下の爺さん婆さんには伝わらない。まぁ〜いいと(笑)。


中島ゆたかさんLOVE !
中島ゆたかさんForever!