チャールズ・ブロンソンとジル・アイアランドは熱愛夫妻だったけど、、、

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古の名優!チャールズ・ブロンソンは愛妻家で有名で、妻のジル・アイアランドとの映画共演も多い方でしたが、実は結婚は3度しており、ジル・アイアランドは2番目の奥様です。

最初の奥様は、1929年生まれの女優ハリエット・テンドラー↑で、フィラデルフィアにある演劇・映画を学ぶ学校でチャールズ・ブロンソンと出会い、1949年に彼女は19歳で結婚しています。

ハリエット・テンドラーより8歳年上、1921年生まれのチャールズ・ブロンソンも、炭鉱夫や第二次世界大戦従軍後、1946年に演技を学び始めますが、結婚時はまだ俳優の仕事はなく炭鉱夫をしていました。

チャールズ・ブロンソンが、クレジットなしとはいえ俳優としての映画初仕事は、結婚から2年経った1951年ですが、その後もなかなか芽は出なかったようです。

が、1958年に映画「機関銃ケリー」、TVドラマ「カメラマン・コバック」で主演を演じ、更に1959年にジョン・スタージェス監督の「戦雲」にスティーヴ・マックイーンと共に起用され人生が変わってます。

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ジョン・スタージェス監督は次の作品「荒野の七人」でも、引き続きスティーヴ・マックイーンチャールズ・ブロンソンを選び、ここでチャールズ・ブロンソンは世界的に名前と顔を知られます。

が、チャールズ・ブロンソンは既に年齢は39歳。本当に遅咲きの俳優でした。


ですから日本風に言えば、ハリエット・テンドラーは糟糠の妻。妻の支えあって名前と顔を世界に知られるようになったチャールズ・ブロンソンでしたが、ハリエット・テンドラーと1967年に離婚。

理由は、ありがちですがチャールズ・ブロンソンの浮気・不倫で、お相手はイギリスの俳優デヴィッド・マッカラムの奥様、イギリス人女優・歌手のジル・アイアランド↓で、W不倫てやつです。


ジル・アイアランドとの出会いは、こちらもジョン・スタージェス監督の1963年の映画「大脱走」で、デヴィッド・マッカラムと共演した時だそう。

ですから離婚するまで、随分と時間がかかってますが、ハリエット・テンドラーはチャールズ・ブロンソンに恨み事は言っておらず、彼を人として擁護してますから、相当できた女性のようです。

なのでハリエット・テンドラーは、チャールズ・ブロンソンとありがちな骨肉の争いもなく、彼女は総資産は明かしておりませんが、あちらのタブロイド紙の噂では、純資産は100~500万ドル(日本円で1億数千万〜5億数千万円?)の間あるとか。

2023年現在、94歳になるハリエット・テンドラー、生活に困る事はないでしょう。再婚もせずご健在のようです。

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というわけで結果、ジル・アイアランドもデヴィッド・マッカラムと離婚し、1968年に二人は再婚。

チャールズ・ブロンソンは47歳になる頃で、ジル・アイアランドは32歳になる年。二人の歳の差は15歳で、当然、離婚した二人には子供がおりました。

チャールズ・ブロンソンは、全て自分の蒔いた種と思ったのか?、ハリエット・テンドラーとの間の二人の子も、ジル・アイアランドの三人の子も引き取っています。

更に後に、チャールズ・ブロンソンとジル・アイアランドとの二人の子合わせ、合計7人の子供と二人はロサンゼルスの豪邸で一緒に生活し、撮影時も子供全員をその地に連れ生活を共にしていたそうです。

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で、ジル・アイアランドとチャールズ・ブロンソンのアツアツぶりは有名で、お二人は多くの映画で共演しまくっておりますが、私的には「狼の挽歌」のヴェネッサ、「バラキ」でのマリヤのジルが良かったですね。

共に碌でもない女を演じましたが、悪い女、ずるい女、碌でもない女は美女じゃないと絵にならないので、ジル・アイアランドは1女優としても、私はファンです。

ところが、そんなジル・アイアランドは1984年に乳癌と診断され闘病生活後、
1990年に永眠(54歳没)。チャールズ・ブロンソンは俳優業からの引退を宣言したほど傷心、失意でした。

また、ジル・アイアランドの前夫との子の一人、ジェイソン・マッカラムはジル・アイアランドが他界する6ヶ月前に薬物過剰摂取で死亡しており、これも親としてはショックだったでしょう。

とは言え、幾つになっても傷心は時間が解決するもので、その後チャールズ・ブロンソンは俳優業に復帰し、映画「ラストコップ」シリーズで共演したキム・ウィークスと恋愛関係になります。

そしてお二人は、1998年に三度目の結婚。キム・ウィークスは1962年生まれで36歳。チャールズ・ブロンソンは77歳。今度は歳の差は41歳でした。

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その後、チャールズ・ブロンソンアルツハイマーを患い、2003年8月に他界(81歳没)。三度目の結婚生活は5年で終止符を打っています。

チャールズ・ブロンソンの死因は肺炎とアルツハイマーとされてますが、死亡診断書には「呼吸不全」と「転移性肺がん」。死因は「慢性閉塞性肺疾患」と「うっ血性心筋症」があげられてるそうです。

キム・ウィークスはチャールズ・ブロンソンとの結婚後、出演映画はなく、未亡人になった後も俳優に復帰していないので、彼女も2023年現在、年齢も60歳を超えてますから実質女優は引退なのでしょう。