サンタナ「天の守護神」は、やっぱり名盤だな〜!

 

サンタナが1970年に発表したセカンドアルバムにして、初の全米アルバムチャート1位に輝いた「天の守護神」。

私の生涯ベストアルバム10枚に、絶対!入る大好きなアルバムです。

何がかっこいいってA1のインスト「風は歌い、野獣は叫ぶ」が、とにかく怪しいサウンド(笑)。

当時、とてもポップアルバムとは思えない不思議な雰囲気を醸し出してる曲で、この曲をA1に持ってきた事が、このアルバムは商業的に勝利したと思います。

そんな「風は歌い、野獣は叫ぶ」が怪しくフェイドアウトしてる中、被ってくるのが「ブラック・マジック・ウーマン」のイントロ。

 

これが!実にカッコいいし、最初に聴いた時は、もーう!口では言い表せない衝撃のカッコ良さでした。

そして、別の日に録音したそうな「ジプシー・クィーン」に編集で繋がるこの流れ!

繋げたエンジニアも演者も凄いなー、そのままその時一発録音した風に聴こえるこの気持ち良いグルーヴ♪ チョー!カッコいい!

A1のインスト「風は歌い、野獣は叫ぶ」が、この「ブラック・マジック・ウーマン〜ジプシー・クィーン」の為の序章になっていると、つくづく感じる素晴らしい流れです。

 

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更にチョー!カッコいいのが、官能のカルロス ・サンタナのフィードバックギターが途切れた瞬間!間髪入れず入る「僕のリズムを聴いとくれ」=オエコモバ!


正直、当時流行りの「トータルアルバム」とか言われても、退屈なアルバムも私的にはあるのですが、ここまで!サンタナのアルバム「天の守護神」は完璧でした。

いつ聴いても飽きない。いつ聴いても気持ち良くて凄い!

そしてA面ラストは、再びインストの「ネシャブールのできごと」。

クロスオーバーとかフュージョンなんて言葉のなかった、あの時代!ジャズでもなさそうだし、さりとてハードロックでもないしポップスでもない。(なんじゃこりゃ?!)の衝撃!

A面最後にはうってつけの終わり方で、ほ〜っと溜息をつきB面にレコードを初めてひっくり返した時の、あの嬉しさとB面への期待感は、そりゃー半端じゃなかった。

 


B.1は再びリズムの洪水のインスト!「全ては終わりぬ」、、、

こりゃー気持ち良い、すげーアルバムだなー♪としみじみ思いましたし、ガキはガキなりに(時代は変わる)と痛感した斬新なサウンドでした。

そしてアルバム中、最もポップなロックを感じさせる「マザーズ・ドーター」の、カルロス ・サンタナの熱いソロがフェイドアウトで終わると、B面のハイライト!

でたーっ!不朽の名曲!「君に捧げるサンバ」=サンバ・パティ。

とにかくカルロス ・サンタナのギターの音が、脳髄、中枢神経にびんびん来るのは、少年だった当時も耄碌爺になった今も同じ!

ギターインストって上手い人がカバーすると、けっこうそれっぽく聴こえたり、オリジナルよりカッコ良く聴こえたりする曲もあります。

が、、、

「君に捧げるサンバ」だけは、このレコーディングのヴァージョンを超えるサウンドを、ボクは聴いた事がないですね。

 


終盤はカルロス・サンタナのワウギターが炸裂してはじまる「ホープ・ユー・アー・フィーリング・ベター」。

当時のニューファンクを、意識したのかしらね?私的にはそう感じる曲です。

そしてアルバムラストは、再びインストでリズムの洪水の短い曲の「エル・ニコヤ」。

いやー、やっぱりいつ聴いても「天の守護神」は最高だ!

ギタリスト!カルロス・サンタナも大好きですが、私的には当時のバンド「SANTANA」が大好き。

カルロス・サンタナ - ギター、ボーカル
グレッグ・ローリー - キーボード、ボーカル
・デイヴ・ブラウン - ベース
・マイケル・シュリーヴ - ドラムス
・ホセ・チェピート・アリアス - パーカッション
・マイケル・カラベロ - パーカッション 

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