読売ジャイアンツ歴代通算最多勝利投手に見る、通算200勝の難しさ!





読売ジャイアンツの歴代通算最多勝利投手は、別所毅彦氏の221勝

別所毅彦氏は、南海ホークス時代の勝ち星を加えると通算310勝で歴代5位。1位の400勝の金田正一氏は読売ジャイアンツでは47勝しかしておらず、この辺が別所毅彦氏やスタルヒン金田正一氏の違いです。

2位が中尾碩志氏で209勝ですが、別所毅彦氏も1944~1945年の2年間、中尾碩志氏は1943~1945年の3年間、大東亜戦争で若い頃に野球歴が中断しているのが惜しまれます。

そして3位が堀内恒夫氏で203勝 。2リーグ分裂後では、読売ジャイアンツで唯一の200勝投手が堀内恒夫氏。

通算200勝以上はここまでの3人で、4位がもう一人の300勝投手!スタルヒンですが、読売ジャイアンツでは199勝。5位が200勝投手の藤本英雄氏ですが、こちらも読売ジャイアンツでの勝ち星は183勝でした。

まぁ〜ここまでトップ5の投手名を聞いても、堀内恒夫氏以外は2024年現在50~60代のおっさん、爺さんでも流石に『昔の人』と思いますが、6位から10位まではおっさん、爺さんにもお馴染みの名前ばかり。


6位は平成の大エース!斎藤雅樹氏で180勝、7位が桑田真澄氏で173勝、8位が槙原寛己氏の159勝の、1980~1990年代に『三本柱』と呼ばれた3投手が続きます。

で、このお三方、200勝には届かなかったですが、時代と共に野球も変わってきたので、特に!槙原寛己氏は56セーブと抑えをやっていた年もあるので、勝ち星だけでは必ずしも評価できないです。

これは112勝(16位)の上原浩治氏も同じで、33セーブ、23ホールドと、先発、中継ぎ、抑えと球団のチーム事情により担っていたので、勝ち星だけでの評価は出来ません。

読売ジャイアンツで通算100勝以上して、セーブとホールド合わせて50以上の数字を残しているのは、この槙原寛己氏と上原浩治氏の二人だけです。

 

勿論、そういう記録がなかっただけで、昔のエースと呼ばれた投手は先発、抑えの大活躍でしたが。



ちなみにこの8人の中で、読売ジャイアンツのピッチャーとして通算300イニング投げているのは堀内恒夫氏だけで、奪三振槙原寛己氏が2,111で最高で、次が桑田真澄氏の1,980。

で、通算勝利9位が、V9ジャイアンツの前半のエースだった城之内邦雄氏で141勝。10位が江川卓氏の135勝で、内海哲也氏が133勝まで追い上げましたが、あと2勝届かずトップ10入りならず。

現役では読売ジャイアンツ一筋の菅野智之氏が、2023年現在121勝で最多で、あと14勝で江川卓氏に並びトップ10入りですが、野球も昔とは随分変わったので、この先100勝達成も難しくなるでしょう。

最後になりますが、王貞治氏や柴田勲氏がピッチャーから野手に転向し成功してるので、守備も上手く打撃に定評もあった堀内恒夫氏、斎藤雅樹氏はピッチャーがダメだったら野手という狙いで獲得したとか。

おそらく、こちらも守備も打撃も天下一品の桑田真澄氏もそうだったんでしょうね。