「刑事コロンボ 魔術師の幻想」の美女と「ブレードランナー 2049」

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1970年代の名作!テレビ映画「刑事コロンボ」シリーズには、多くの古のハリウッドスター含め、美しい女性が多々出演している作品でした。

1976年2月アメリカ放映の「魔術師の幻想」の回は、日本でも一部でアイドル人気の高かったデイヴィッド・キャシディのパパ、ジャック・キャシディ三度目の犯人役で登場!

その魔術師で犯人役の彼の娘、マジックの助手を演じたのがシンシア・サイクスで、このお嬢ちゃんはコロンボファンの男衆に人気が高いです。

そんなシンシア・サイクスは1954年生まれなので、撮影時は21歳だと思いますので、本当に若いお嬢ちゃんだったんですね〜。

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シンシア・サイクスはウィチタ州立大学に通い、その後ミス・アメリカのコンテストに出場し、水着コンテストで優勝。全体でファイナリスト入りもしており、言われてみればのなかなかの色香でした。

で、シンシア・サイクス、映画や舞台、テレビ出演だけでなく、1999年のあの!ビル・クリントン大統領に、ケネディ舞台芸術センターの諮問委員に個人的に選ばれて以来、何か意識が変わったよう。

彼女の関心は公共事業に広がり、政府・政治にも関心が高くなり、2005年には元知事アーノルド・シュワルツェネッガーによって、カリフォルニア奉仕隊の州委員に任命されています。

幼稚園から高校までの、学校向け緊急時対応カリキュラムを創設したそうですから、たいしたもんです。才色兼備ですね。

さて、 シンシア・サイクスで更に注目すべきは、日本でもマニアックに人気の高い映画「ブレードランナー」の、2015年版「ブレードランナー 2049」の製作に着手しているところ!

製作に名前のあるシンシア・サイクス・ヨーキン。それが!あの「刑事コロンボ」の「魔術師の幻想」の水着姿のお嬢ちゃんの39年後です。


ブレードランナー 2049」の、もう一人の製作のバッド・ヨーキンは2015年に89歳で永眠されましたが、シンシア・サイクスは28歳年下の、そのバッド・ヨーキンの再婚相手↑(結婚は1989年)。

 

バッド・ヨーキンとは、アメリカで有名なTVプロデューサー、映画監督、脚本家で、1982年版「ブレードランナー」の共同製作総指揮を行なった方でした。

 

で、「ブレードランナー」の続編については、1990年代より出ては消えしてましたが、諸々あって奥様のシンシア・サイクスが2010年に、ジェリー・ペレンキオから最終的な権利を取得しています。

 


そして旦那のバッド・ヨーキンとともに、このプロジェクトをアルコン・エンターテインメントに持ち込み、続編映画化が決定。

 

結果「ブレードランナー 2049」は、アカデミー賞で合計5部門にノミネート。最終的に視覚効果賞を受賞し、ロジャー・ディーキンスが撮影監督賞を受賞しました。


というわけで、「たかが刑事コロンボ、されど刑事コロンボ」。

シンシア・サイクス、素晴らしい仕事をしたのであります!


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