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「刑事コロンボ」シリーズは、最初に観る者に犯人の犯行をみせ、犯人をわからせます。
そしてその犯人にコロンボが、何時、どのタイミングで気づくか、どうやってその犯人を追い詰めていくか?が、最高に楽しいテレビドラマなわけです。
が、「偶像のレクイエム」は、ちょっと変わってる作品で、「刑事コロンボ」ファンでも賛否が別れる作品だと、ボクは思いまする。
途中までは、犯人は人違い殺人を「やっちまった」と思わせておいて、途中から実はそうではなく、最初から殺害された被害者を狙った、巧妙なトリック殺人と観る者にわからせ、、、
更に!最後に!「そうだったのか?!」と、観る者がその犯人の動機に、驚くであろう、凄い物語だと、ボクは思ってます。
更に!この物語の出演者達は、シリーズ中、最もアメリカでは名のある方々が登場しており、、、
ゴシップ記者で、ダニと侮蔑軽蔑されてるジェリーを演じたメル・ファーラーは、今も昔ものハリウッドらしく、助平の国から助平を広めに来たような、男にとっては羨ましい限りのプレイボーイ。
4度目の結婚相手が、70年代雑誌「スクリーン」の人気投票の女優部門で常勝、日本でも大人気だった12才年下のオードリー・ヘップバーン。
1956年当時の超大作映画「戦争と平和」では、夫婦共演してますし、 ヘップバーンファンには釈迦に説法の「緑の館」では監督、「暗くなるまで待って」ではプロデュースを手掛け夫婦仲良く仕事をやってました。
が、そこは助平の国から助平を広めに来たような男のメル・ファーラー、、、
助平旦那の「お盛んな」女性関係に参ってしまったヘップバーンは、1967年に別居、その翌年には離婚。
で、、、
懲りない!メル・ファーラーは、1971年に5度目の結婚。
1973年の「偶像のレクイエム」は、そんな時期に撮影された作品。
そして犯人のノーラを演じたアン・バクスターは、私的には大好きな!ヒッチコック映画の「私は告白する」に出てた女優さんぐらいしか知識がないのですが、、、
これも当時のハリウッドの超大作映画「十戒」では、チャールトン・ヘストンやユル・ブリンナーと共演してる、ハリウッドの大物女優!
私的には、このアン・バクスター、、、
ローレン・バコールとアン・バンクロフトを足して2で割ったようなルックス、むかーしのハリウッド女優そのものと感じる女優さんですねー。
で、、、
ハリウッドが、1970年前後の若者向けのアメリカンニューシネマが「儲かる」事が分かったせいでしょうか?。
製作費が莫大にかかるわりに、それ以前の「若者ウケしない」ハリウッドの大物俳優達、1970年代は、ほぼほぼ、出演映画の大ヒット作ってないです、、、。
まぁ〜当時の日本も、日活の大スター!石原裕次郎氏が「太陽にほえろ!」にボス役で出演した時は、「石原裕次郎テレビ初登場!」と番宣広告で、何度もお茶の間で流されたほど、銀幕のスターが、テレビに出演するというのは「事件」だったわけで、、、
このへん、アメリカも似たようなもんだったのかな?と、この作品を改めて観ると思いますね〜。
というわけで、1970年代のアメリカのテレビドラマの傑作!、「刑事コロンボ」シリーズは、出演者も、なかなか深いものがあるんですよ〜。