エヴァ・オーリンの名を有名にした、1968年のアメリカ・フランス・イタリアの合作映画「キャンディ」。
が、「キャンディ」が日本で上映されたのは1970年の秋でしたから、1960年代の日本人は「キャンディ」を観てませんし、エヴァ・オーリンの存在を知らなかった。
だから、ありがちですが、後世の人が後追いでエヴァ・オーリンや映画「キャンディ」のファンになって、製作年の1968年をイメージし、当時の日本を想像してはいけないんです。

完全にザ・ビートルズに「やられてた」K-UNITバンマスは、「キャンディ」は解散前のザ・ビートルズのリンゴ・スターが出演していた映画だったので、「動くリンゴ・スター」が観たくて、映画館に脚を運んだわけで、、、
リンゴのもう1つの映画「マジック・クリスチャン」しかりですが、内容は正直、面白いとは思わなかったです。
が、動くリンゴ・スターが観れただけでも嬉しかったし、そしてそこはこっちも思春期のとばくちもとばくち!詰め襟の世間知らずの青二才のバカ野郎ですから、、、
スクリーンのエヴァ・オーリンに、(こんなセクシーで可愛い女のコが、外国にはいるのかよ〜!)と、目が点になったわけです(笑)。
エヴァ・オーリンは、わりと近年日本の若いコでも流行った「エロかわ」の元祖だったような気がしますね。


後は「スクリーン」とか、雑誌の中のグラビアの「1枚の写真」のみ。
こんへんはザ・ビートルズもしかりで、アルバムやシングルのジャケットの彼等の表情や髪型、衣装などを何度も何度も観てはにやにやしたり、名画座系でザ・ビートルズの映画がやってると新聞の映画館上映案内でみつければ、電車賃払って、ざわざわ観に行ってね。
今だったらYouTubeにアップしてあるから只で観れる映画の「お気に入り」の1シーン観たさに、映画館に通ったものでした。
これインターネットのなかった80年代でも、レンタルビデオが発明されたので、それだけでも有り難くて重宝して嬉しかったですねー。
だって、70年代は映画館までいかないと、本当にソレは観る事ができなかったですから。
パティ・ボイドも、ヤア!ヤア!ヤア!で知るわけだね

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例えば↑このシーン。
有名なエリック・クラプトンの「いとしのレイラ」のモデルになったパティ・ボイド(唯一演奏するザ・ビートルズと共に囲いの中にいる女性)観たさに!、、、
そして、動くザ・ビートルズ観たさに!、、、
新宿、渋谷、銀座は勿論、神奈川県の「相鉄スカラ」迄!、ザ・ビートルズ映画が上映される度!、ボクは繰り返し観に行ってたわけで、思えば随分とボクはザ・ビートルズに「お熱」だったと思います(過去形ではなく今もだけど)。
というわけでボクはザ・ビートルズに「やられてなかったら」、一生!映画「キャンディ」は観る事はなかったでしょうし、エヴァ・オーリンを知る事もなかったでしょう。
ところが、ボクと同世代で「キャンディ」をリアルタイム映画館で観てる人に、今まで会った事がないので、そういう人に「オレ昔からのビートルズファン」と言われても、、、
心の中で(動くリンゴ・スターが観たくて、「キャンディ」や「マジック・クリスチャン」を映画館まで観に行ってないようなヤツが、どうして昔からのビートルズファンなの?嘘つけよ)と、申し訳ないですが、思ってしまいます。
(リアルタイムは、本当は和製ふぉーくとアイドル歌手が好きだったんでしょ?大人になって後追いで情報収集しても、それは限界があるよね)
と腹で思いつつも、面倒くさいから「大人の対応」で適当に話しあわせてますが(笑)、、、
「キャンディ」を観てない自称「昔からのビートルズファン」なんて、全く信用してないです(爆)。
ちなみに「キャンディ」って、あまりヒットしなかったので再上映も殆どされなかったし、ビデオ化も相当!遅れ、一時はカルト映画扱いでしたから、観てる人も知ってる人も、限られてましたから。
