西武ライオンズが、球団史上ワースト84敗を塗りかえてしまった、、、



1 右 阿部良男
2 二 基満男
3 中 ポインター
4 一 ボレス
5 遊 船田和英
6 三 竹之内雅史
7 左 東田正義
8 捕 村上公康
9 投 高橋明


2024年、西武ライオンズがライオンズ史上ワーストの84敗を更新してしまいましたが、上記はその1971年の84敗した時の開幕オーダー。

『基』『船田』『竹之内』『東田』『村上』と、古のプロ野球ファンにはお馴染みの名前ばかりで、そんなに弱そうには感じませんが、4番のボレスが球団と対立して6月早々に解雇(任意引退扱い)。

かのポインター・シスターズの兄、ポインターも2年目という事で各球団に研究されたのでしょうか?22本塁打放った前年と違い、わずか73試合出場の打率.186、本塁打11本の大不振でした。

更に、シーズン途中から獲得したニコラスも活躍できずの、所謂『助っ人』外人選手の誤算は大きかったよう。


で、この年のライオンズは、チーム打率、チーム本塁打、チーム打点、全て!リーグ最下位でした。

では、投手陣はどうかと言えば、読売ジャイアンツから移籍してきた高橋明投手が14勝13敗の勝ち頭で、唯一の二桁勝利。でも、51最多登板の東尾修投手は8勝16敗とリーグ最多敗戦。

4勝16敗で同じくリーグ最多敗戦、50登板の河原明投手と共に、前年活躍した期待の若きエース候補二人の大不振で、チーム防御率もリーグ最下位と、投打ともにライオンズは惨状だったのが1971年でした。




ちなみに1971年の開幕オーダーで、翌1972年には船田和英氏がヤクルトアトムズ村上公康氏がロッテオリオンズにトレードされ、 阿部良男氏も1973年オフに阪神タイガースにトレード。

そして東田正義氏は1976年、竹之内雅史氏が1979年に阪神タイガースにトレード。基満男氏も1978年に大洋ホエールズにトレードされており、僅か数年でライオンズのレギュラーは随分と様変わりしました。

というわけで、長〜いラインズ史上、暗黒の時代だったのは1968~1981年までの13年間で、この間、西鉄太平洋クラブ→クラウンライター→西武と、親会社が4回変わり、最下位6回、Bクラス12回。

 

正に!ライオンズ史上最悪の、暗黒時代がこの時期でした。

しかし、西武になってからライオンズファンになった今の若者、中高年は「強い西武」しか経験がなかったので、まさか1971年のワースト敗戦記憶を抜くなど思いもしなかったでしょう。

さて、西武ライオンズは再建なるか?それとも第二の暗黒時代になるのか?注目したいと思います。