原作にはないアニメ「巨人の星」のアームストロング・オズマのその後の人生は、とても悲しい、、、



アニメ「巨人の星」は1968年3月30日から1971年9月18日迄、日本TVで放映されており、原作ではセントルイス・カージナルスが親善野球にやってきた1968年末、アームストロング・オズマ初登場。


帰国後、中日ドラゴンズがそのオズマと契約、オズマは再来日し、中日ドラゴンズコーチに就任した星一徹と共に、読売ジャイアンツ星飛雄馬の大リーグボールと対戦。

その後、伴宙太を読売ジャイアンツから獲得した中日ドラゴンズはオズマを解雇。

ここで原作ではオズマの登場は終るのですが、アニメ版では「その後のオズマ」ストーリーが2話に渡り作られ、これがかなり子供心に悲しくて衝撃でした。

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アメリカに戻ったオズマはカージナルスに戻り、日本で会得した「見えないスイング」で新人にして三冠王に輝き、大リーグの英雄になります。

が、オズマはベトナム戦争に招集されてしまいます。

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オズマは命は助かりますが爆撃をうけ、背中に爆弾の破片をうけ負傷します。

が、戦場での活躍は華々しく、オズマは大リーグに続いて戦争の英雄として凱旋帰国。

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オズマは再び大リーグに戻り、更なる大リーグの英雄を目指します。

が、戦争でうけた背中の古傷が悪化。

更には背中にデットボールをうけ緊急入院。

医師は背中に入ってる爆撃の破片は除去できないと、カージナルス側に宣告。カージナルスはオズマを解雇。

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もう一度大リーグの英雄になると日本で星飛雄馬と約束したのに、その約束は守れなかったと、オズマはベットで寂しく死んでいくんですね。
 

その他「巨人の星」では、大東亜戦争で散った野球人達の物語や、星一家の戦中戦後の物語も、星一徹の回想という形で散りばめられており、、、

なかなかバカはバカなりに、ガキはガキなりに、思う所多かったです。

が、大東亜戦争と違いベトナム戦争はリアルでしたので、オズマの物語はなんだか複雑な気分になったのを、今も覚えております。