「タワーリング・インフェルノ」は日本公開1975年、その年の洋画配給収入ダントツ1位の大ヒット映画でした♪

日本公開1975年、その年の洋画配給収入ダントツの1位を記録した大ヒット映画!「タワーリング・インフェルノ」。

1973年に同じく1位だった「ポセイドン・アドベンチャー」、1975年の2位の「大地震」とともに、今やパニック映画の古典となっている「タワーリング・インフェルノ」。

まぁ〜当時これだけヒットした要因は、まずアメリカで大ヒットし、それが映画配給会社は良い宣伝材料にしたのと(当時の宣伝手法はみんなこれだった)、やはり海洋パニックの「ポセイドン・アドベンチャー」の興奮冷めやらぬうちに、今度は高層ビルでの火災パニックという話題性!

そして「ポセイドン・アドベンチャー」と違い、こちらは当時のかなり高名な方々が出演のオールスター映画だったという事でしょう。

タワーリング・インフェルノ」日本上映の5年後の、1980年に他界してしまったスティーブ・マックイーン、、、

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そのオールスターの一人、スティーヴ・マックイーンは消防士・オハラハン隊長役なので、当然、高層ビルが出火してからの登場とはいえ、なんと!上映開始から43分も過ぎてやっと!登場。

なのに!「タワーリング・インフェルノ」は当初、ポール・ニューマンスティーヴ・マックイーン、二大スター夢の共演が売りだったのに、終わってみればスティーヴ・マックイーン主演映画イメージなのが、当時のスティーヴ・マックイーンの存在感の凄さでしょう。

まぁ〜スティーヴ・マックイーンも、70年代の「 タワーリング・インフェルノ」と、その前のこちらはダスティ・ホフマンとの共演だった「パピヨン」で天下を取った、ハリウッドナンバー1俳優になったわけですが、、、

その後は、ギャラが高くなった事や体調を崩した事もあり、これ!と言った話題作に出演する事なく、1980年、50歳にしてこの世を去ってしまい、ファンとしては本当に悔やまれます。


もし、監督が望んだスピルバーグの「未知との遭遇」、コッポラの「地獄の黙示録」に出ていたら、もっと後世の映画ファンに名を知られたでしょうから。

ちなみに「タワーリング・インフェルノ」の脚本は「ポセイドン・アドベンチャー」と同じ、スターリング・シリファントで、製作のアーウィン・アレイも「ポセイドン・アドベンチャー」を手がけた方。

音楽のジョン・ウィリアムスも、この2作品を手がけてますが(「大地震」も)、この後の「ジョーズ」「スター・ウォーズ」「未知との遭遇」「レイダース/失われたアーク《聖櫃》』のような、誰もが耳に残るサウンドは、まだこの頃は提供してないですね〜。

タワーリング・インフェルノ」と「ポセイドン・アドベンチャー」の音楽が印象に残ってる人って、聞いた事ないです(私もですが)。

ダイ・ハード」「タイタニック」に影響を与えたと思う、「タワーリング・インフェルノ」と「ポセイドン・アドベンチャー」!

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1988年の「ダイ・ハード」、1997年の「タイタニック」の、それまでの映画の歴史を変えた火と水の使い方の映像に慣れた世代だと、「タワーリング・インフェルノ」と「ポセイドン・アドベンチャー」を後追いで見るとせこいと思われると思いますが、当時は別に違和感は感じなかったです。

だってまだ「ダイ・ハード」と「タイタニック」は、この世に存在してなかったから(笑)。

ただ、リアルタイム当時から指摘されていましたが、「タワーリング・インフェルノ」の窓ガラスの弱さは、特に高層ビルが当たり前の現代人にしたら、ちょっと残念な映像です。

特に「ダイ・ハード」を観た人ならわかる通り、体当たりした程度、椅子を投げつけた程度で簡単に高層ビルの窓ガラスなど割れないわけで(割れたら怖い)、また、高層ビルの上空にしては風が弱すぎるのも、誰もが感じるでしょう。

ビルとビルとの間の即席人力ロープーウェイや、マックイーンともう一人の消防士による、ヘリコプターによりエレベーターの宙釣りは、やはりリアリズムとは程遠いいですね。

とはいえ、「ダイ・ハード」と「タイタニック」しかりで、その後の多くの映画に、「タワーリング・インフェルノ」と「ポセイドン・アドベンチャー」が影響を与えているのは間違いないのは、映画ファンなら誰もがわかるでしょう。

特にリチャード・チェンバレン演じたタワービルのオーナーの娘婿の、嫌な奴キャラは「ダイ・ハード」のハリー、「タイタニック」のキャルの元祖のよう(笑)。

松村邦洋氏のビートたけし氏のモノマネではないですが、「ダンカン馬鹿野郎!」って感じのタワービルのオーナー、ダンカンを演じたウィリアム・ホールデンと、さえない詐欺師を演じたフレッド・アステアは、スティーヴ・マックイーンポール・ニューマンよりも大先輩の古の名優!

ウィリアム・ホールデンはこの後、「オーメン2」にも出演、ダミアンを養子に迎える叔父役もやっているので、案外、この2本の映画で私等世代にも知られていたりします。

フレット・アスティアは「タワーリング・インフェルノ」と同じ年に製作された、古のオールスター達による「ザッツ・エンターテインメント」にも出演しており、この頃ちょっとしたリバイバルスターとして注目されていました。

この4人に続くビッグネームと言えば、ポール・ニューマン演じる設計士の恋人役でキャリアウーマンを演じた、「俺たちに明日はない」で名を馳せたフェイ・ダナウェイでしょうかしらねー。

そして「荒野の七人」や、0011ナポレオン・ソロロバート・ヴォーン。丁度この頃ナタリー・ウッドと二度目の結婚をしていた(その後、再び離婚)ロバート・ワグナー。

タワーリング・インフェルノ」「激走5000キロ」のスーザン・フラナリーは色っぽかったな〜、、、

また、注目したいのが1994年の「O・J・シンプソン事件」で世間を騒がせた、その O・J・シンプソンも警備員役で出演しており、私的にはこの後、「激走 !5000キロ」でポルシェに乗るアリスを演じた、スーザン・フラナリーが好きでした↑。

ロバート・ワグナーの恋人役で、火と煙の中、前出の「?」シーンの窓から転落しちゃう役ですが、「激走 !5000キロ」でも、相方が如何にも頭の悪そうなアメリカの兄ちゃんに、自分のポルシェを追い抜いたらやらせてやってもいいわよなんて余裕で約束したら、途中でエンスト起こして追いつかれ、約束通りやられちゃう役と、両方とも可哀想な女を演じてました。

というわけで!

ポセイドン・アドベンチャー」に比べると、ちょいと人間模様の描写が弱いかなと思いますし、神に怒りをぶつけ死んでいった神父役が強烈だったジーン・ハックマンほど、役のキャラがスティーヴ・マックイーンポール・ニューマンも濃くないので、、、

かつての超大作、日本でも大ヒットした!「タワーリング・インフェルノ」、今の若い世代が観たら、どう感じるのか?ってなことを、久々に観て感じた次第。