オリヴィア・ハッセーの娘、インディア・アイズリー主演「ガール・イン・ザ・ミラー」、、、

image



2021年現在、60代で若い頃ちょいとした洋画好き爺だったら、正に!「女神」だったと思います。オリビア・ハッセー

そんなオリビア・ハッセー布施明氏と離婚した後の、3度目の結婚相手デヴィッド・アイズレーとの間に生まれた娘のインディア・アイズリーは、女優をやっています。

日本公開2019年のカナダ映画「ガール・イン・ザ・ミラー」は、そのインディア・アイズリーが主演なので、興味津々で観てみました。

1993年生まれのインディア・アイズリーは、撮影当時は20代半ばだったと思いますが、ちょいと性格に難のある女学生を演じています。

まぁ〜失礼ながらママほど、観ているこちらが固まる可憐さと美貌ではないとはいえ、インディア・アイズリーはやはりママの面影がちょいとある可愛い女性。

 

物語は、なんとなーく1970年代のデ・パルマ監督の名作「キャリー」っぽい流れですが、インディア・アイズリーは雰囲気が可愛いので、顔つきから鬼気迫る「キャリー」のシシー・スペイセクほど病んだ感じはしません。

で、、、

かなりの豪邸住まいのこのインディア・アイズリー演じる女の子=マリアが、豪勢なバスルームでオナニーに耽っていると、鏡に映る自分が違う動きを始めちゃう!、、、

そしてこの鏡の中のもう一人の自分はアイラムと名乗り、私たちは美しいとマリアに教えます。

また、自分の娘マリアを「出来損ない」と妻に愚痴り、ちょいと亭主として父として人間性に難のあることを匂わせているパパは、美容整形の医者。

だからパパは大金持ちで、ママはそのパパの言いなりの、こちらも人間性に難のある妻、ママで、マリアはお金持ちでそこそこ可愛いくても、学校で虐められているので心が病んでいるという設定です。

で、鏡を通して会話をしていたマリアとアイラムでしたが、突如!入れ替わって、マリアが鏡の中の住人になり、鏡から出たアイラムはしたい放題。

そしてマリアに、「貴女は本当はこうしたかったんでしょ?」と言うとマリアはそれを否定し、鏡から出してほしいと頼むも状況は変わらずと、なかなか面白そうな、私の好きな展開でした。

が〜、しかし、、、

アイラムの犯行がどれも短絡的でバカで、残念ながらあんまり響かなかったですね〜。この手の映画のこういう女は、もっと狡くて賢くないと魅力がないよね〜。

あと、まぁ〜この手のサウペンス・ミステリー系にありがちですが、警察が無能過ぎ(笑)。

とはいえ、まぁ〜まぁ〜の映画でした。

とても全体に静かな映像と流れで、ホラー映画につきものの絶叫もなく、ラストも(ふーん、なるほど〜アイラムってそういう事なのね)と思わせてもらって観終わりました。

日本の古のテレビドラマ、火曜サスペンス劇場が好きだった方、ママのオリヴィア・ハッセー好きだった方なら、そこそこ楽しめる映画だと思います。