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日本のキャロルファンには、キャロルのカヴァーナンバーでお馴染み!「グッドオールドR&R」(Good old R&R)。
おそらく多分、キャロルは1960年代に本国イギリス、そしてアメリカで大人気だったデイヴ・クラーク・ファイヴのヴァージョンをカヴァーしたと思われます。
時期的に同じ頃と思われますが、Cat Mother というグループがデイヴ・クラーク・ファイヴと同じような感じでやっておりますが、当時の日本で(今も) Cat Mother というグループの認知度が果たしてどれほどだったのか?、、、
ボクは疑問なので、おそらく多分、日本でも有名だった!デイヴ・クラーク・ファイヴの方を参考にしたのではないかと、思っております(キャロルメンバーの証言等、ありませんが)。
で、当サイトで繰り返し説明しております。
日本で今のようにチャック・ベリーやバディ・ホリーが1950年代後半のアメリカのR&R(R&B)ブームの中心人物だと知られるようになるのは、1964年にザ・ビートルズのレコードが日本でも発売されるようになってからです!
ザ・ビートルズがカヴァーしたヴァージョン、そしてザ・ビートルズのメンバーが彼等から受けた影響をマスメディアで口にするようになって、日本でチャック・ベリーやバディ・ホリーが注目されたんです。
リアルタイム日本のロカビリーブームの1950年代後半は、日本ではチャック・ベリーやバディ・ホリーではなく、エルヴィス・プレスリーは別にして、ポール・アンカ、ニール・セダカのポップスが人気。
チャック・ベリーやバディ・ホリーは、日本のロカビリーブームで人気ではありませんでした。
又、ザ・ビートルズ日本レコードデビュー後、日本にも多くのイギリスのバンドが紹介されるわけですが、日本人にとってデイヴ・クラーク・ファイヴと言えば、なんと言っても「ビコーズ」(Because)。
このメロディアスでソフトな曲のデイヴ・クラーク・ファイヴが、強烈なR&Rメドレーをやっていたと知ってる人は、当時、かなり少なかったと思われます。
なので、キャロルの矢沢永吉氏か?ジョニー大倉氏か?はたまた内海利勝氏か?、、、
誰の「おススメ」で、この曲をキャロルがやりだしたのか?メンバーの証言がないので、ボクはわかりませんが、時代を考えるとかなり!マニアックな選曲だったと思われます。
勿論、ボクもご多分にもれず!リアルタイム1973年、キャロルのファーストアルバムで、こちら「グッドオールドR&R」は、初めて知りました。
で、そのデイヴ・クラーク・ファイヴは1970年に解散。
強烈なファンの方はともかく、その後メンバーの活動は、殆どの人は知る事もなく、又、グループそのものも70年代、80年代になると忘れ去れて行ったのは、否めませんでしたね。