森田健作氏は大ヒットだった「おれは男だ!」のすぐ後の青春もの、「青春を突っ走れ」も「あしたに駈けろ!」も「おこれ!男だ」も、全てこけてんだよね〜

 

1972年、フジテレビ系列で放映された学園ドラマ「青春を突っ走れ」は、「おれは男だ!」で大ブレイクした森田健作氏、「アテンションプリーズ」で人気者になった紀比呂子さん。

更には、吉沢京子さんと沖雅也氏と共演した「さぼてんとマシュマロ」、シングルレコード「ポーリュシカ・ポーレ」を大ヒットさせ人気者になった仲雅美氏、そして売り出し中の郷ひろみ氏の共演。

「青春を突っ走れ」は、正に!当時の青春スター揃い踏みドラマでしたが、ヒットしなかった。

日本テレビ系列の人気ドラマ、「おれは男だ!」の最終回は1972年2月13日。沖雅也氏が出演して人気者になった、日本テレビ系列「サボテンとマシュマロ」の最終回も、同年3月25日。

そして、フジテレビ系列で「青春を突っ走れ」が放映開始になったのが、同年4月3日でした。

フォーリーブスの弟分」という売り込みだった、当時ジャニーズ所属の郷ひろみ氏が、「男の子女の子」で歌手デビューするのが同年8月。

なので、「青春を突っ走れ」放映開始時点での人気は、圧倒的に!森田健作氏と仲雅美氏が抜けていて、まだ郷ひろみ氏は、売り出し中で、それほどじゃなかったわけです。

と・こ・ろ・が!、、、

「おれは男だ!」と「サボテンとマシュマロ」の人気者の二人、森田健作氏と仲雅美氏の「青春を突っ走れ」は不発。わずか3ヶ月で放映打ち切り。

そしてすぐ!森田健作氏と郷ひろみ氏の「あしたに駈けろ!」が、同年8月から放映開始。女性タレントも人気の鳥居恵子さん、栗田ひろみさんを起用しています。

更に!「おれは男だ!」のお母さん役の津島恵子さん、お爺ちゃん役の笠智衆氏までも投入したのですが、こちらも不発で僅か8話で終了。

で、この後!郷ひろみ氏はシングルデビュー曲の「男の子女の子」が大ヒット!トップアイドルの道が、スタートするわけです。

一方、日本テレビ系列は「おれは男だ!」のヒット後、もう1本「飛び出せ!青春」をヒットさせ、その後番組に、再び!森田健作氏を起用。

その番組の「おこれ!男だ」は、「おれは男だ!」の森田健作氏、「飛び出せ!青春」の石橋正次氏の、こちらも当時の二大青春スター共演で話題になり、1973年2月25日より放映しましたが、こちらも不発。


おそらく、還暦超え爺2年生のボクと年が同じ、近い人で、 「青春を突っ走れ」も「あしたに駈けろ!」も「おこれ!男だ」も、知ってる人、殆どいないでしょう(笑)。

それほど!3作とも、驚くほど不発でしたから。

というわけで、森田健作氏が青春スターをやれたのは、実は短かったです。 

というか「おれは男だ!」以前に、既に森田健作氏は、松竹で映画に10本ぐらい出ていました。

しかし、そのどれも大ヒットしたわけではないので、もし「おれは男だ!」も、ヒットしなかったら、森田健作氏って、どんな存在だったのかな?と、思うことがよくあります。

だから、、、

1992年より、政治の世界に移行し今に至ってるのは、森田健作氏は、大正解だったと言えますね。