K-UNITバンマス世代とその少し年上の、元「大バカ三太郎」達にとってジェーン・バーキンと言えば、踊り場のチークの定番の1曲だった「ジュテーム」(Je t'aime... moi non plus)でお馴染みの方。
「ジュテーム」は、個人的には非常に興味深い男!セルジュ・ゲンスブールとの競演ですが、 ジェーン・バーキンのこのジャケットの顔と髪型、そしてレコードの中の吐息、喘ぎ声、、、
少年には本当に衝撃でした。
GパンにTシャツでもカッコいいし(これ男も)、ミニのワンピースも水着もスーツもドレスも何でも似合うしカッコいい。
だから、スタイルの維持というのは大事ですね〜。
で、フランスの有名なファッションブランド「エルメス」にバーキンというバックがあります。
エルメスの社長が飛行機で乗り合わせたジェーン・バーキンが、無造作に何でも籐のカゴにつっこんでたのを見て、何でも入れられるバックをバーキンにプレゼントしようと考え出したとか。
「エルメス」のバーキン誕生瞬間の、これが逸話です。
きっとその無造作に何でも籐のカゴにつっこんでたバーキンの仕草、とても可愛くて、又、カッコよかったんだと思いますね、、、。
男は富や名声の有無に関わらず、女性のこういう仕草に弱いから。
まぁ〜何時の時代も「美人は得」と思います。
が、とは言えこういう「男がつい気になる」仕草、雰囲気、オーラを放ってる女性って、やっぱりもって生まれたもの、その人の生き様からくるようで(これ男もしかりです)、、、
美人でもなんだか野暮ったい、なんか品格を感じない、可愛げがない人って、やっぱりいますからね〜。
てなわけで、彼女の 「ジュテーム」がもう踊り場のチークタイムでは使われなくなってきた、1980年前後の世界的な空前のディスコブームの頃、、、
久々に彼女の名前が飛び込んできたのは、アガサ・クリスティ原作の映画「ナイル殺人事件」。
時期的には「サタディ・ナイト・フィーバー」人気の頃の1978年で、彼女はメイド役で出演しており、役柄ゆえか、かなり地味目の雰囲気でした。
が「おーっ!ジェーン・バーキンだ!」とボクは、ちょっと感慨深いものがあり、更に1982年には同じアガサ・クリスティ原作「地中海殺人事件」ではもっと!重要な役どころで出演。
この作品も途中迄はとても野暮ったい女性を演じてましたが、この時のラスト間際の彼女の豹変、とっても!美しくカッコよかった↓。
(おーっ!やっぱりジェーン・バーキン!いい女だ!)と、思いました(笑)。
で、ファンだなんだ言ってもそこは日々生活に追われ年を重ねているし、日本の歌謡芸能の世界とは異なる、彼女は「外国」在住の「外人」。
ですから、いつしかジェーン・バーキンをこっちも忘れてしまっていたのですが、2011年の311、東日本大震災時、4月6日というかなり発生から早い段階で来日。
ジェーン・バーキンは、震災支援のチャリティーコンサートを行っています。
この時、再びボクは「おーっ!ジェーン・バーキンだ!」と、流石に年輪は重ねられておりましたが(こっちも人の事は言えないし)、その親日ぶりがとても嬉しかったですね〜♪
年齢にあった「美しさ」って、ボクは男も女も「人として」あると思っているので、国内外問わずこういう自分より目上の方は、性別国籍問わず!心より尊敬しておりますし、見習いたいとも思っております。