「13日の金曜日PART2」は、前作よりエロさが増した1981年の映画。まだジェイソンの被りものはホッケーマスクではないですね〜

 

前年のヒットに続き、1981年に早くも続編が作られた「13日の金曜日PART2」。

1作目のショーン・S・カニンガムに代わって、続編の監督はスティーヴ・マイナー。彼の監督デビュー作ですね。

1作目は、当時は無名だったので気がつかなかった若きケヴィン・ベーコンが、殺害される若者の一人だったのが、今更観直してちょいと驚きましたが、2作目は特に「えっ?!」と驚く後の有名俳優はなし。

1作目の生き残り、アリスが殺害されるところから続編ははじまり、ジェイソンのママも回想で出てくるので、完全なる続編です。 

ちなみにアリス役のエイドリアン・キングは、この作品以降、狂信的なストーカーに狙われ、これにて女優業を引退してるそうですから、現実は映画よりも怖い!

で、「13日の金曜日PART2」、前作よりエロさが増してます。ノーブラ、水着、全裸シーン満載で、男に優しいホラー映画になってます。

 

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で、、、

おそらく1980年アメリカ公開の「エレファントマン」の影響でしょう、ジェイソンの「被りものは」片目だけ開いた、ズタ袋で、お馴染みのホッケーマスクはまだ登場してません。

後に映画「スクリーム」で、「13日の金曜日」の1作目の犯人は誰か?という問題がありましたが、ジェイソンではなくママが正解なわけで、ジェイソンが初めて人殺しをするのは、この「13日の金曜日PART2」。

湖で死んだ筈の「ジェイソン坊や」は、生きていて大人になっていた!

という、1作目のラストシーンで助かったアリスがベッドで見た夢は、夢ではなく現実だったという、これはこれで当時はかなりセンセーショナルな内容でした。

で、、、 

エロいおねーちゃん等とイチャイチャしてる男ども、多分、童貞のジェイソン、さぞやムカついたことでしょうが、まだ!ジェイソンは無敵のモンスターではないです。

不意をついての攻撃は強くても、反撃に弱い人間ぽいところが、要所にみられます。

ラストは、ほっと一息これで終わり、めでたしめでたしと思ってると!、、、

「おっと!」てな、ホラー映画お約束は70年代から80年代に確立されたと私的には思ってる、それをちゃんとやっていて、どきっとさせられます。

まぁ〜この後のPART3で、有名なホッケーマスクをジェイソンは被るわけですが、繰り返しますがジェイソンはこの頃、人間なので無敵じゃない。

だからPART3の最後は、殺されちゃう。

1作目はジェイソンのママが犯人で、2作目は生きていた!ジェイソンが犯人で、3作目にジェイソンは死ぬわけで、ここまでは無理はあっても、話の辻褄はあってる。

が、しかし、、、

4作目になると死んだ筈のジェイソンが、生き返っちゃう!

こうなるともうジェイソンはモンスター、ゾンビなわけで、一応、4作目で完結篇なのですが、そこはヒット映画!、、、

ホラー映画の大スター!ジェイソンはドル箱!

映画会社が「13日の金曜日」を完結させるわけもなく(笑)、まだまだ!「13日の金曜日」はシリーズ化され、日本の時代はバブルに向かって一直線。上映は続いたわけであります。