今は見かけなくなったけど、かつて銭湯と共に今絶賛!上映中の映画を紹介している、映画館の宣伝看板が街で普通によく見かけたものです。
なんたってK-UNITバンマスも、1970年代初頭はまだ半ズボンから詰め襟になったばかりの蒼き少年。
今は「成人コーナー」なんて分けていても、コンビニにいけば手にとらなくてもモロにエロ本の表紙ぐらい少年でも普通に見れます。
ましてパソコンやスマホをもってしまえば、エロ動画やエロ画像なんて、少年でも観れる凄い時代。
ですが、ボクが少年時代の当時は、こんな素敵な時代(笑)じゃなかった。
だから、、、
フランス映画「色情狂の女」「色情日記」「変態白書」ってタイトルの映画ポスターと、主演のサンドラ・ジュリアンの表情に、かなり胸躍った記憶がK-UNITバンマスあります。
タイトルは邦題で、まぁ〜そんな少年や青年目当てに、映画配給会社がきっとつけたのでしょう。
が、 残念ながら当時は子供過ぎて、又、少し大きくなったらサンドラ・ジュリアンは名前も聞かなくなってしまい、観るチャンスを逸したまま今に至ってるのが、実はかなり残念(笑)。
で、そんなにサンドラ・ジュリアンて、フランスで抜群な人気があったような女優さんでもなさそうでしたが、何故か?日本では人気(まあ「小さな恋のメロディ」のトレイシー・ハイドも、日本でだけ抜群な人気者でしたが)。
東映に呼ばれ、東映映画にもサンドラ・ジュリアンは出演しているほどの、日本では人気者でした。
東映出演映画は、その名も!「現代ポルノ伝 先天性淫婦」に「徳川セックス禁止令 色情大名」。
これ、今の新宿バルト9が新宿東映の劇場で、隣がレコード屋(楽器屋)のコタニだった頃、普通に新宿通り沿いに!看板かかってました。
そのタイトルからして少年には刺激的で(笑)、だからサンドラ・ジュリアンって、未だにその映画は1本も観た事がないのに、名前と顔だけは!はっきり覚えてるんですね〜。
まあ、日本人好みの「外人」の顔だと、ボクは思いまする。
ちなみにこの頃、日活と大映が倒産。
労働組合を中心に「にっかつ」として再スタートした「日活」は、低予算のロマンポルノ路線に行き70年代80年代に華を添えたわけです。
が、実は東映もあの頃は経営がかなり悪かったようで、「東映ポルノ」をかなり制作しています。
もし!「徳川セックス禁止令 色情大名」で有名になった杉本美樹さんの、翌1973年主演の映画「女番長」と併映、東映の若手俳優達を集め作った「仁義なき戦い」が、よもやの爆発的なヒットしなかったら、、、
東映もあのまま「東映ポルノ」中心の会社になってたんじゃないかな?なんてK-UNITバンマス思っております。
で、サンドラ・ジュリアン、今どうしてるんでしょうね〜、、、。
還暦超え爺になっても、未だに懐かしく、そして胸が熱くなる名前であります。