ゴッドファーザー3作品全てで、重要な射殺を実行したアル・ネリを演じた名脇役!リチャード・ブライトのボクはファン!


K-UNITバンマス、映画「ゴッドファーザー」ファンなのですが、この映画、随分と時間が経ってから撮影された3は、その製作の経緯含め賛否両論ありました。

が、3作全てに!マイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ)の信頼できる「殺し屋」アル・ネリ役で登場したリチャード・ブライト。

 アル・ネリはマイケルのパパ、ヴィトー・コルレオーネ(マーロン・ブランド)の忠臣とは違い、マイケルの忠臣という1作目では珍しい存在。

で、ラスト間際の見せ場ではコルレオーネファミリー最大の敵であり、諸々の「事件」の黒幕でもあるバルジーニを、駐車違反の取締をしてる警官のふり(アル・ネリは元警官の設定)をしつつ殺害する、重要なシーンに登場。

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1作目の一連のラスト間際の襲撃は、アル・ネリ以外はマイケルの忠臣ではなく、亡きパパ、ヴィトーの忠臣達とその部下達が実行犯でした。

ゆえに、マイケルのアル・ネリに対する信頼は絶大なものだったと、1作目にして描かれてますね。

だから!2作目でネリは、騙されたとはいえマイケルを一度は裏切ったマイケルの兄フレド(ジョン・カザール)を、マイケルの命により湖で射殺。

マイケルは実の兄を、自分の忠臣とはいえ他人のアル・ネリに射殺させたのですから、その信頼度たるやってな所でしょう。

で、アル・ネリ=
リチャード・ブライトは台詞がとても少ない。

でも、要所要所、この映画の重要なシーンに登場しており、1のラストで、マイケルが妻ケイ(ダイアン・キートン)に「人殺しをしたの?」と問いつめられるも「NO」と嘘をつきケイは安堵の表情を浮かべる。

で、別の部屋に別れたマイケルとケイの間にある扉を非情に閉める、意味深のラストシーンのその扉を閉めるのもネリ。

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そして3作全てに登場のネリは、久々の3でも最後に、マイケル念願の「ファミリー」のビジネスを合法化する為に頼り、そしてマイケルを裏切った、アメリカ人のギルディ大司教を射殺します。

という具合にアル・ネリは「ゴッドファーザー」3作品全てにおいて、かなり重要な殺害の実行犯なんですね〜。

リチャード・ブライト万歳!!

まあ、欲を言えばヴィトーと忠臣クレメンザ(リチャード・カステラーノ)の若き頃は、2作目で描かれていたので、マイケルと元警官のアル・ネリの出会いと、何故に?マイケルはそこまでアル・ネリを信用信頼するようになったのか?、、、

それも、3作目で描いてほしかったなとアル・ネリファンとしては思ったりします。

で、そのリチャード・ブライトは、1972年のゴッドファーザー公開のすぐ後に、サム・ペキンパー監督、スティーヴ・マックイーン主演の「ゲッタウェイ」にも出演してます。

公開はともかく、どちらの方が撮影が先だったかボクにはわかりませんが、こちらはせこい「置き引き」役で、現マナの入ったバックを略奪します。

が、逃走に使った電車内でマックイーンに発見され、気絶するほど殴られ、ちゃんちゃん↓。

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又、ゴッドファーザーでマイケルに射殺される麻薬密売人ソロッツオ役をやったアルフレッド・レティエリも「ゲッタウェイ」に出演しております。

が、
リチャード・ブライトと違い、アルフレッド・レティエリは最後までマックイーンを追いつめる裏切り者役として、こちらでも重要な役どころででてました。

まあ、最後はマックイーンに撃ち殺されますが、ゴッドファーザーではマイケルのアル・パチーノ、そして「ゲッタウェイ」ではスティーヴ・マックイーンに撃ち殺される役なんて、
ルフレッド・レティエリは、役者冥利に尽きると思いますね〜。
 
で、最後になりますが、、、

残念ながらネリを演じた名脇役
リチャード・ブライト、2006年に交通事故でお亡くなりになったそうです。

ルフレッド・レティエリも、「ゴッド・ファーザー」「ゲッタウェイ」で注目され、40代にしてやっと「売れない役者」ではなくなったと思ったら、1975年に心臓発作で死亡しております。

お二人のご冥福を、心よりお祈りいたします。合掌。