COOLS(クールス)の最古の映像は、キャロルの解散ライブでの先導と警備をやった1975年のソレなのは、キャロルファン、エーちゃん=矢沢永吉氏ファン、クールスファンには有名だと思います。
で、この映像がDVD化された時、何故か?カットされましたが、リアルタイムテレビ放映時には未だ芸能界デビュー前の舘ひろし氏が(クールス全員まだでした)、かなり登場していました。
舘ひろし氏は、Kawasaki RS Z2の、ハンドルも所謂「セパハン」の、「カフェレーサー」スタイルのカスタムバイクに乗っており、舘ひろし氏は180cmを越える、当時としてはかなりの長身で、Kawasaki RS にぴったりハマっています。
Kawasaki RSってかなりでかいバイクで、そして重量もありましたから、160~170cmぐらいの身長だと、ちょっと「カフェレーサー」は乗りこなすのは難しいでしょう(例外はあるでしょうが)。
クールスは年齢的にも、暴走族ではなくカミナリ族に近かった!


で、↓こちらはイギリスの「ロッカーズ」のショットですが、セパハンとはこんな感じのハンドルです。
クールス・舘ひろし氏も芸能界デビュー後は、乗ってるバイクは、アメリカンスタイルのハーレーローライダーが定番イメージになっております。
が、芸能界デビュー前のクールスは、よりイギリスの「ロッカーズ」に近かったような記憶が、K-UNITバンマスはありますね〜。

又、キャロル解散ライブの冒頭のインタビューでは、岩城滉一氏はハーレーのローライダーに股がっておりますが、キャロルを先導する青山通り等の映像では舘ひろし氏同様、Kawasaki RS Z2 を運転しています。
舘ひろし氏のZ2ほどではないですが、岩城滉一氏のバイクもハンドルはオリジナルのものではないです(おそらくピーセブン)。

更に古の1960年代の「カミナリ族」の写真をみると、イギリスの「ロッカーズ」 、カフェレーサーが基本スタイルで、ハーレーと言えばクールスがローライダーを有名にする前は、アメリカンポリススタイルが日本では一般的。
「カミナリ族」の時代は、ローライダーは殆ど知られていなかったと言えます(少なくともボクはクールス登場以前、ローライダーを都心で見た事はない)。
だから、、、
当時の族の中でも「走り屋」系、新聞社のプレスのバイトをやってた連中含め、岩城滉一氏、舘ひろし氏他、クールスの当時のメンバーの中心バイクだったKawasaki RS Z2ではない、村山一海氏が乗る、キャロル解散ライブでのローライダーの勇姿は、かなり衝撃でした。
クールスで一番最初にローライダーを購入したのは、村山一海氏だったと、近年YouTubeで佐藤秀光氏も述べています。
クールスは何時?革ジャンリーゼントになったのか?

というわけで、、、
今となっては誰も驚かないですが、当時、クールスが乗るハーレーローライダーと、キャロル解散ライブでメンバーを乗せていたオープンカーは、それまで見た事もない代物でした。
洒落た黒の革ジャン、オールドレイバンスタイルの岩城滉一氏がかけていたサングラス、そして櫛目の入ったダックテイルのリーゼント含め(キャロルやダウン・タウン・ブギウギ・バンドは、リーゼントというより長髪オールバックだった)、、、
クールスのセンスは、情報も乏しかったあの時代、当時の若者の中でも飛び抜けていたと言えます。
で、かつて音楽雑誌「ギターマガジン」に、元キャロルのジョニー大倉氏と内海利勝氏のインタビューが掲載されていました。
それによるとキャロルが最初にクールスに出会った頃、彼等はリーゼントでも革ジャンでもなかったそう(岩城滉一氏も舘ひろし氏も長髪だったとか)。
おそらく多分、キャロルの日比谷野音の解散ライブでの護衛、先導の依頼をうけ、キャロルのイメージで革ジャン、リーゼントにしたのでしょう。
そしたら、これもジョニー大倉氏と内海利勝氏のインタビューですが、革ジャンもお洒落なソレで揃えて、キャロルよりクールスの方が、カッコよくなっちゃったとか(笑)。
最後になりますがクールスになる前のバイクチーム「マカオ」を、私は原宿表参道ではなく、神宮外苑の銀杏並木で見た記憶があります。
革ジャンでもリーゼントでもなく、勿論、ハーレーローライダーでもなかったです。kawasaki W1 とか、その手のバイク乗ってました。
